食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04350730208
タイトル オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)、ファクトシート「ナノテクノロジーと食品(2015年9月)」を公表
資料日付 2015年9月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)は9月30日、ファクトシート「ナノテクノロジーと食品(2015年9月)」を公表した。概要は以下のとおり。
1.ナノテクノロジーとは。
 ナノテクノロジーとは、一つの次元におけるサイズが一般に100ナノメートル(nm)未満の原材料を取り扱うために使用される様々な技術を意味する。1ナノメートルは10億分の1メートル。
2.ナノテクノロジーは食品中に使用されているか。
 ナノテクノロジー利用の可能性に関して多くの研究が実施されているが、広範囲な食品産業においてナノテクノロジーが使用されていることを示唆するエビデンスはほとんどない。ナノテクノロジーは将来、ナノ構造を持つ食品、ナノスケール又はナノカプセル化した食品添加物、若しくは改良された特性を有する食品包装等に利用される可能性がある。
3.ナノスケールの原材料は新規のものか。
 ナノスケールの原材料は新規のものではない。食品は、ナノスケールの糖、アミノ酸、ペプチド及びたん白質から天然に構成され、その多くは組織化された機能的なナノ構造を形成する。
 ナノスケールで製造された原材料には、異なる特性を有するものがある。よって、ナノテクノロジーに対してFSANZは、最終製品中に存在する場合、原材料のサイズだけでなく、生物学的又は化学的に異なる様式で作用する可能性のある原材料に焦点を当てて作業している。
4.現行の規制はナノテクノロジーを用いた食品に適用されるか。
 全食品製造業者及びサプライヤーは、豪州で販売される食品の安全性及び適合性を保証することを法律で義務付けられている。また、食品は、食品基準コードの全要件も満たさなければならない。
5.FSANZは食品中にナノテクノロジーを使用する可能性に関して何をしてきたか。
 FSANZは、公衆衛生及び安全が確実に保護されるよう、食品中のナノテクノロジーに関連するあらゆる潜在的リスクを管理する様々な戦略を採択してきた。
 規制における作業に加え、FSANZは、リスク評価を必要とする将来の作業を支えるものとして、ナノスケールの原材料がいかに吸収、輸送及び体内から排泄されるか、入手可能な情報の見直しを行ってきた。また、ナノテクノロジーに関する政府間タスクフォースの一環として、地域及び国際的な研究、並びに製造されたナノマテリアルの商業化に対する監視を継続していく。
地域 大洋州
国・地方 豪州
情報源(公的機関) 豪州・NZ食品安全庁(FSANZ)
情報源(報道) 豪州・NZ食品基準機関(FSANZ)
URL http://www.foodstandards.gov.au/consumer/foodtech/nanotech/Pages/default.aspx
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。