食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04340020301
タイトル 論文紹介:「米国のコホート研究における、子宮内ヒ素ばく露との関連で、乳児の感染症及び呼吸器症状」
資料日付 2015年9月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Environmental Health Perspectives (2015年9月11日電子版)に掲載された論文紹介:「米国のコホート研究における、子宮内ヒ素ばく露との関連で、乳児の感染症及び呼吸器症状(Infant Infections and Respiratory Symptoms in Relation to in Utero Arsenic Exposure in a U.S. Cohort)、著者S.F. Farzan (Children’s Environmental Health and Disease Prevention Research Center at Dartmouth
, Department of Epidemiology
, Geisel School of Medicine at Dartmouth
, 米国)ら」の概要は以下のとおり。
 背景:ヒ素は、高用量ばく露した集団において、かく乱された(disrupted)免疫機能及び感染症への感受性の高まりに関連があるとされてきた。今回、米国での研究地域で、米国環境保護庁(EPA)の基準値を超えるレベルの井戸水が存在し、これらは、妊婦及び乳児にとって特に懸念である。
 目的:筆者らは、子宮内におけるヒ素へのばく露が、生後1年間に感染症及び呼吸器症状のリスクに影響を及ぼすかどうかを調べた。
 方法:筆者らは、412人の参加者に、両親への電話調査を使用して、生後4か月目、8か月目及び1年目に、期間及び治療を含む乳児の感染症及び呼吸器症状に関する情報を得た。筆者らは、可能性のある交絡因子を調整した一般化推定方程式モデルを使用して、生後1年間にわたって、妊婦の尿中ヒ素量並びに乳児の感染症及び呼吸器症状の間の関連を調べた。
 結果:妊婦の尿中ヒ素量が2倍になるごとに(each doubling)、生後1年間に処方薬を必要とする感染症の総数の増加とRR(相対リスク)が1.1で関連していた。尿中ヒ素量が2倍になるごとに、2日以上続く又は処方薬を必要とする、呼吸困難(difficulty breathing)並びに喘鳴(wheezing)及び咳といった特定の呼吸器症状で、2日以上続くはRRが1.1及び処方薬を必要とするはRRが1.2で関連していた。喘鳴が2日以上続くでRRが1.3、医師の診察を必要とするでRRが1.3、処方薬による治療でRRが1.5で関連していた。また、下痢はRRが1.4及び医師の診察を必要とする発熱はRRが1.2で関連が見られた。
 結論:子宮内におけるヒ素へのばく露は、今回調べた集団で、生後1年間、特に下痢及び呼吸器症状を伴った治療を必要とする感染症の高いリスクと関連していた。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) Environmental Health Perspectives
URL http://ehp.niehs.nih.gov/wp-content/uploads/advpub/2015/9/ehp.1409282.acco.pdf
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