食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04320780314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、乳児用調製乳及びフォローアップミルク中のプロバイオティクス添加物による健康便益の科学的根拠はないとする意見書を公表
資料日付 2015年8月14日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は8月14日、乳児用調製乳及びフォローアップミルク中のプロバイオティクス添加物による健康便益の科学的根拠はないとする意見書を公表した(2015年8月14日付BfR意見書 No.025/2015)。概要は以下のとおり。
 乳児用調製乳及びフォローアップミルクの一部の製造業者は、プロバイオティクスを添加した製品を製造している。プロバイオティクスとは、乳児の健康に好ましい影響をもたらすと言われる微生物である。メーカーは、例えば、プロバイオティクス入りの製品を与えた乳児では感染が少ないと強調する。
 BfRは、現在ドイツにおいて使用されているプロバイオティクス細菌を含む乳児用調製乳及びフォローアップミルクについて、安全性及び考えられる便益について評価を行った。
 一部の菌株については、健康な乳児でのごく少数の研究しか行われていないが、BfRは、現在入手可能な研究データからは、それらの菌株が健康な乳児に対する有害な影響を有するとは示唆されないと結論づけた。
 BfRは、これらの微生物を乳児用調製乳に常用することの安全性について信頼性のある判断を行うためには、きちんと計画され管理された介入試験を行い、そこから更なるデータを得ることが必要であろうと考える。
 更に、BfRは、入手可能なデータに基づけば、評価対象となった微生物の添加された乳児用調製乳及びフォローアップミルクが、乳児の健康に便益をもたらすと推察できないと強調する。
 つまり、健康な乳児に対しては、プロバイオティクス添加の乳児用調製乳は、無添加の乳児用調製乳よりも優れているわけではない。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/349/Infant-and-follow-on-formula-no-evidence-for-health-benefits-of-probiotic-additives.pdf
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