食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04320220149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、ネオニコチノイド系農薬の葉面散布によるハチ類へのリスクが確認された旨を公表
資料日付 2015年8月26日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は8月26日、ネオニコチノイド系農薬有効成分のクロチアニジン(clothianidin)、イミダクロプリド(imidacloprid)及びチアメトキサム(thiamethoxam)の葉面散布によるハチ類へのリスクが確認された旨を公表した。概要は以下のとおり。
1. 葉面散布に使用されるネオニコチノイド系農薬がハチ類へのリスクを有することをEFSAは確認した。EFSAは、種子処理剤及び顆粒剤を除く全ての用途について、クロチアニジン、イミダクロプリド及びチアメトキサムに起因するハチ類へのリスクに関する評価書を公表した。これらの評価を確定することができた場合、高リスクを特定することになるか、又は高リスクの可能性を排除できないことになる。別の場合では、データギャップのため、リスク評価を確定できないこともあり得る。
2. 今般の評価書の結論は、EFSAが2年前に種子処理剤又は顆粒剤として使用された場合におけるこれら3品の有効成分に起因をするハチ類へのリスクを評価した結論と一致している。
3. 欧州委員会(EC)は、2013年にネオニコチノイド系農薬のこのような用途に対する規制を強化した後、ほかの全ての用途に関する評価を要請した。
4. ハチ類を誘引する作物又は冬穀類以外の穀類に対する種子処理又は土壌処理におけるこれら3品目の有効成分の使用は、施設内での使用を除き、現在禁止されている。ハチ類を誘引する作物及び穀類に対するこれらの有効成分による葉面処理は、施設内使用又は開花後を除き、禁止されている。
5. 次のステップ
(1) ECは、規制を課した際に、種子処理剤及び顆粒剤として使用される3品目のネオニコチノイド系農薬によるハチ類へのリスクに関するあらゆる科学的知見の検証を2年以内に開始すると述べた。
(2) このプロセスの一環として、EFSAは、各国の公的機関、研究機関、産業界及びその他の利害関係団体に対し、新たな関連知見の提出を依頼している。
(3) 全ての知見は2015年9月30日までに提出されることが望ましい。EFSAは、ECから更なる指令を受けた場合、評価材料を検証し、更新したリスク評価に関する結論を出すことになる。
 種子処理剤及び顆粒剤を除く全ての用途を検討したイミダクロプリド、クロチアニジン及びチアメトキサムのハチ類に対するリスク評価のピアレビューに関する各結論は、以下のURLから入手可能。
・イミダクロプリド(82ページ)
http://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/scientific_output/files/main_documents/4211.pdf
・クロチアニジン(77ページ)
http://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/scientific_output/files/main_documents/4210.pdf
・チアメトキサム(70ページ)
http://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/scientific_output/files/main_documents/4212.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/150826
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