食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04311350149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、マグネシウムの食事摂取基準に関する科学的意見書を公表
資料日付 2015年7月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月27日、マグネシウム(magnesium)の食事摂取基準(Dietary Reference Values: DRVs)に関する科学的意見書(2015年6月29日採択、63ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 欧州委員会(EC)からの要請を受けて、「栄養製品、栄養及びアレルギーに関する科学パネル」(NDAパネル)は、マグネシウムのDRVsを算定した。
2. NDAパネルは、成人、乳児又は小児についてマグネシウムの平均必要量(Average Requirements: ARs)及び集団別参照摂取量(Population Reference Intakes: PRIs)を算定することはできないと考え、このため欧州連合(EU)域内の健常な人口集団において観察された摂取量に基づき、目安量(Adequate Intakes: AIs) (※訳注)を設定する。このアプローチでは、EU加盟9か国における小児及び成人の食事調査からEFSAが推定した平均マグネシウム摂取量の範囲を検討する。
3. 成人には、マグネシウムのAIを男性350mg/日、女性300mg/日と設定する。1歳以上3歳未満児には、マグネシウムのAIを男女ともに170mg/日と設定する。3歳以上10歳未満児には、マグネシウムのAIを男女ともに230mg/日と設定する。10歳以上18歳未満児には、マグネシウムのAIを男児300mg/日、女児250mg/日と設定する。生後7~11か月の乳児には、マグネシウムのAIを、完全母乳育児の乳児(生後0~6か月)の推定マグネシウム摂取量から上方外挿し、また、データが利用可能であった少数の調査において観察された平均摂取量を考慮し、80mg/日と算定する。
4. 妊婦及び授乳婦について、NDAパネルは、マグネシウムを増やす必要性の科学的根拠はないと考え、妊婦及び授乳婦には非妊婦及び非授乳婦と同じAIを設定する。
 ※訳注:目安量とは、推定平均必要量・推奨量を算定するのに十分な科学的根拠が得られない場合に設定される指標で、ある性・年齢層に属する人々が、良好な栄養状態を維持するのに十分な量である。
 更新した本意見書に反映されたマグネシウムのDRVsに関する科学的意見書案に係る意見公募の結果についての技術的報告書(2015年7月14日承認、2015年7月27日公表、13ページ)は、以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/doc/850e.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/4186.pdf
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