食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04290290149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換え牛ソマトトロピン(rBST)に関するコーデックス委員会食品残留動物用医薬品部会(CCRVDF)の2015年の活動へのEFSAの支援に関する技術報告書を公表
資料日付 2015年6月23日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は6月24日、遺伝子組換え牛ソマトトロピン(rBST)に関するコーデックス委員会食品残留動物用医薬品部会(CCRVDF)の2015年の活動へのEFSAの支援に関する技術報告書を公表した(89ページ、2015年6月18日発行)。概要は以下のとおり。
 乳用牛の乳生産強化のためのrBSTの使用は数か国が許可しているが、欧州連合加盟国を含めた他の国々は禁止している。コーデックス委員会の要請により、国際連合食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門家会議(JECFA)がrBSTの安全性に関する3つの異なる状況側面について評価を行った結果、rBSTの使用が、乳腺炎治療のための抗菌性物質使用量の増加に起因するヒトの健康により高いリスクをもたらすことを示唆する証拠はなかった、と結論付けた。
 JECFAの評価は、牛乳中の残留抗菌性物質へのばく露に関連するヒトの健康を考慮している。薬剤耐性(AMR)に関する他の点、例えば、薬剤治療の結果、乳用牛及び酪農場でAMRが増長する可能性、また牛宿主に由来する病原性及び非病原性耐性菌にばく露することによるヒトでのAMR増長の可能性などについては考慮していない。
 もし、rBSTの投与によって乳用牛の乳腺炎が増加するのであれば、乳腺炎の治療には通常抗菌性物質が使用されるのであれば、抗菌性物質の使用が乳用牛(及び酪農場)でのAMRの増長に繋がるのであれば、また、ヒトでのAMRが牛由来のAMR細菌/遺伝子及び残留抗菌性物質によって引き起こされるのであれば、乳用牛へのrBST使用の結果、ヒトでのAMRが増長するということは妥当であるといえる。しかし現在の知見から、これらの4つのステップを定量評価することはできない。これらの4つのステップを調査し、定量評価できるような追加研究の実施が推奨される。
 当該技術報告書は以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/doc/828e.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/828e.htm
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