食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04250720343
タイトル フランス衛生監視研究所(INVS)、2011~2013年サントル-ヴァル・ド・ロワール地域におけるキノコ中毒の監視結果を発表
資料日付 2015年4月20日
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概要(記事)  フランス衛生監視研究所(INVS)は4月20日、2011~2013年サントル-ヴァル・ド・ロワール地域におけるキノコ中毒の監視結果を発表した。
 薬物毒物中毒治療センター(CAP)は毎年1300~1500人の大型菌類に属するキノコの中毒患者を受け入れている。現在約15種のキノコ中毒による毒性学的症状が列挙されている。キノコ中毒の衛生監視・毒物監視によって新たな菌類による中毒症が明らかになった。これらの中毒は重篤で死亡に至る場合もある。
 定期的な衛生警戒に続き、INVSは2010年、CAPとSURSAUD/OSCOUR救急ネットワーク(2011~2013年の緊急サービスの67%をカバーする監視ネットワーク)に登録のある患者から、キノコ食中毒の監視を開始した。この監視は毎年約90%の患者が登録される期間、7月1日~12月31日に実施される。この監視によって、キノコの収穫時期に全国及び地方のメディアによる予防のための呼びかけを実施している。
 フランス全土及びサントル-ヴァル・ド・ロワール地域のCAPに報告された中毒症のほとんどが過失によるものである(フランス全土で全中毒症の73%、サントル-ヴァル・ド・ロワールで81%)。2011~2013年、サントル-ヴァル・ド・ロワールで過失によるキノコ食中毒は253件で、サントル-ヴァル・ド・ロワールのCAPに報告された過失による中毒症全体の4%である。フランス全土では2.4%である。同期間中、過失によるキノコ食中毒の発症率についてはサントル-ヴァル・ド・ロワールではフランス全土と同様に減少している。
 2013年は、サントル-ヴァル・ド・ロワールでは2例のタマゴテングダケ中毒症が報告された。タマゴテングダケ中毒症は欧州の食中毒由来の肝炎の主な原因で、大型菌類による中毒症の中で最も死亡例が多い。しかし潜伏期間が短く予後が一般的に良好な大型菌類中毒症でも医者は安心すべきではない。重度のムスカリン症状が観察されたが、このことにより想定される中毒症として緊急に対応する必要性が明らかになった。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス衛生監視研究所(InVS)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL http://www.invs.sante.fr/Publications-et-outils/Bulletin-de-veille-sanitaire/Tous-les-numeros/Centre/Bulletin-de-veille-sanitaire-Centre.-n-4-Avril-2015
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