食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04230770482
タイトル 香港食物環境衛生署食物安全センター、香港における子供用定食の栄養素含有量に関する研究結果を公表
資料日付 2015年3月16日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  香港食物環境衛生署食物安全センターは3月16日、香港における子供用定食の栄養素含有量に関する研究結果を公表した。概要は以下のとおり。
 多くの子供は外食で子供用定食を好んで注文する。同時に、香港及び世界各地では子供の過体重及び肥満に大変な関心が寄せられている。衛生署の数字によると、香港の小学生の5分の1が過体重又は肥満である。
1. 背景:今回の研究の目的は香港の飲食店が子供に勧める定食の栄養成分を調査することである。
2. 研究:今回の研究では15の飲食店において子供用定食から90検体(※)を採取し、熱量、総脂質、飽和脂肪酸、トランス脂肪酸、糖類、ナトリウムについて検査した。また、今回の検査結果を中国栄養学会の食事摂取基準(DRLs)又は世界保健機関の助言(3歳から11歳の子供の部分)と比較した。
 結果から、子供用定食の栄養素含有量には大きな差があることが示された。一部の子供用定食には大量のナトリウム、糖類、総脂質又は飽和脂肪酸が含まれ、その量は3歳から11歳の子供の1食分(中国栄養学会のDRLs又はWHOが助言する摂取量の3分の1)を上回っていた。また、1食分の栄養素含有量がこれら年齢グループの1日当たりの最大摂取量を上回る子供用定食もあった。一方で、一部の子供用定食は比較的分量が少なく、1食分では足りないかもしれない。
 熱量、総脂質、飽和脂肪酸、糖類、ナトリウム含有量の最大値と最小値は以下のとおり。
(1)熱量
最小値:ケンタッキーのスパイシークリスピーチキン、トウモロコシ、Watson’s蒸留水、1食当たり180Kcal
最大値:Ruby Tuesdayのミニハンバーガーとフライドポテト、Qooジュース、チョコレートサンデー、1食当たり1
,300Kcal
(2)総脂質
最小値:ケンタッキーのスパイシークリスピーチキン、トウモロコシ、ドリンク、1食当たり8.2g
最大値:Ruby Tuesdayのミニハンバーガーとフライドポテト、ドリンク、チョコレートサンデー、1食当たり68g
(3)飽和脂肪酸
最小値:ケンタッキーのスパイシークリスピーチキン、トウモロコシ、ドリンク、1食当たり1.5g
最大値:Pizza Expressのハムのクリームパスタ、ドリンク、ミニカプチーノ(ビスケット1つ付き)、チョコレートケーキ、1食当たり24g
(4)糖類
最小値:ケンタッキーのキノコごはん、オリジナルチキン、Watson’s蒸留水、1食当たり0.34g
最大値:Pizza Hutのスパゲッティボロネーゼセット、ホットチョコレート、1食当たり80g
(5)ナトリウム
最小値:ケンタッキーのスパイシークリスピーチキン、トウモロコシ、ペプシコーラ/ Watson’s蒸留水、1食当たり220mg
最大値:Outback Steakhouseのミニリブセット、トマトジュース、1食当たり2
,500mg
 詳細な研究結果は以下のURLから入手可能。
http://www.cfs.gov.hk/sc_chi/programme/programme_rafs/programme_rafs_n_01_18_CHOICE_461.html
 プレスリリースの英語版は以下のURLから入手可能。
http://www.cfs.gov.hk/english/programme/programme_rafs/programme_rafs_n_01_18.html

※訳注:子供用定食の内容が決まっている場合は定食を1検体とし、内容が選べる場合は個別のもの(主菜、副菜、ドリンク等)を1検体とした。
地域 アジア
国・地方 香港
情報源(公的機関) 香港食物環境衛生署食物安全センター
情報源(報道) 香港食物環境衛生署食物安全センター
URL http://www.cfs.gov.hk/sc_chi/programme/programme_rafs/programme_rafs_n_01_18.html
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