食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04230500149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、フードチェーンを通してのエボラウイルス(EBOV)感染リスクを更新した科学報告書(Part2)を公表
資料日付 2015年3月18日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月18日、フードチェーンを通してのエボラウイルス(EBOV)感染リスクを更新した科学報告書(Part2)を公表した。(17ページ、2014年10月24日承認)。
 ザイールエボラウイルス(ZEBOV)集団感染が発生しているアフリカ諸国から輸入されるブッシュミート以外の生鮮食品によってエボラウイルスが欧州のヒトに食品媒介感染するリスクについて、「トップダウン」(例えばサーベイランスに基づく)及び「ボトムアップ」(例えば標準的な微生物リスク評価の実例を用いる)手法を組み合わせて評価を行った。
 「トップダウン」手法を用いた場合、報告されている集団感染のいずれのケースにおいてもブッシュミート以外の食品とZEBOV患者を関連付けるものは確認されなかった。欧州連合(EU)のヒトにZEBOVが食品の媒介によって感染する証拠はない。
 「ボトムアップ」手法ではリスク伝達に必要な一連の事象に多くの障害が含まれることが明示された:1)輸出される生鮮食品は原産地でZEBOVに汚染されていなくてはならない。2)輸入された食品には、EU内に到着時点でウイルスが生残していなくてはならない。3)ヒトがウイルスにばく露されなくてはならない。4)ヒトがそのばく露によって感染しなくてはならない。これらの段階の各々が発症には必要であるが、実際に発生したとの報告はこれまでない。データ及び知見の欠如が極めて高い不確実性という結果につながり、よってこれらの輸入食品の摂取によるZEBOVの食品媒介リスク、また実際このような感染が起きるのかを定量評価することは可能ではない。
 2つの手法の全体的な結論は一致しており、EUに輸入されるブッシュミート以外の食品を通してZEBOVが食品媒介感染するリスクは理論上は可能性はあるが、実際に立証されることはなかった。しかしながら、この複合評価の不確実性はデータ欠如に依るところが大きいと考えられる。
 当該科学報告書は以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/4042.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4042.htm
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