食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04230070478
タイトル 英国食品基準庁(FSA)、情報開示請求にもとづき、アスパルテームの安全性に関する情報に関して回答
資料日付 2015年2月13日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国食品基準庁(FSA)は2月13日、情報開示請求に基づき、アスパルテームの安全性に関する情報に関して回答した。概要は以下のとおり。
1.情報開示請求内容
・情報開示請求内容:アスパルテームの安全性及びアスパルテームの安全性試験はヒトで行われたことを証明する資料。また、その試験の被験者の一部は、歯科用アマルガムを使用していたことや、アスパルテームを摂取する前に、例えば、免疫系及び解毒器官(肝臓及び腎臓)に負荷を与えるワクチンを接種されたことを証明する資料。
・世界で数か国(開示請求者の情報が正しければスウェーデンも含まれる)がアスパルテームを禁止した理由。
2.FSAの回答
・現在認可されている食品添加物は全て、食品に関する科学委員会(SCF)/欧州食品安全機関(EFSA)によって評価された。認可申請書に基づき評価が行われる。認可申請書には、添加物の化学的特性、製造工程、食品中の反応及び動態、必要性、提案される用途及び毒性学データが含まれる。現在の認可申請要件は、EFSAのウェブサイトで確認できる。
・独立した専門委員会である英国毒性委員会(COT)は、1982年にアスパルテームに関する評価を行った。この年、アスパルテームの摂取が英国で初めて認可された。COTによる評価では、ヒトでの試験が多数考慮された。FSAは、公表済みの情報と異なる試験データは持ち合わせていない。
・アスパルテームの安全性については、国、欧州連合(EU)及び世界レベルで広範囲にわたり調査研究及び評価が行われてきた。それにもかかわらず、一部の消費者は、アスパルテームを使用した食品の摂取により健康を損ねたと信じている。2009年に、FSAはハル大学に、アスパルテームを摂取した後に有害な反応を経験したと自己申告する人たちに関して、何らかの反応を確認するための調査研究を委託した。この調査研究は終了し、ピアレビュー付きの科学誌への公表のために提出された。
・この調査研究はFSAにとっても関心事であることから、FSAはCOTに対して、その結果を考慮するよう、また、主要な結論を公表するよう要請した。COTは、ポジションペーパーの中で、この結果では、公衆衛生上の保護措置の必要性は示されなかったとしている。
・アスパルテームが他の国で禁止されているかについては、添加物に関する欧州議会及び理事会規則 (EC) No1333/2008が欧州全28加盟国によって承認されており、アスパルテームはスウェーデンにおいても認可されている。FSAは欧州外の国の法令に関する情報を提供することはできない。
 情報開示請求へのFSAの回答の詳細(2ページ)は以下のURLから入手可能。
http://www.food.gov.uk/sites/default/files/foi-safety-aspartame.pdf
 COTのポジションペーパー(1ページ)は以下のURLから入手可能。
http://cot.food.gov.uk/sites/default/files/cot/cotposponaspar.pdf
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国化学物質規制委員会(CRD)
情報源(報道) 英国食品基準庁(FSA)
URL http://www.food.gov.uk/about-us/data-and-policies/foia/foirelease/information-released-under-the-freedom-of-information-act-and-environmental-information-regulations-in-2015/foi-aspartame-safety
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