食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04230040164
タイトル オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、食品汚染物質のエピゲノム修飾の影響を調べるための2つのスクリーニングモデル(ゼブラフィッシュの胎芽と間葉幹細胞)の可能性に関する報告書を発表
資料日付 2015年3月19日
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概要(記事)  オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は3月19日、食品汚染物質のエピゲノム修飾の影響を調べるための2つのスクリーニングモデル(ゼブラフィッシュの胎芽と間葉幹細胞)の可能性に関する報告書を発表した。 
 エピゲノム修飾は、プログラム制御された反応、すなわち発生段階での毒物へのばく露によってその後の生涯で発現する反応に作用する機序であると仮説が立てられている。例えば慢性疾患を進行させる感度を増幅する。 要因として母体の食品中の成分と添加物、食品汚染物質、化粧品成分、薬のような消費者製品によるばく露を含む毒物ばく露が考えられる。このような物質は胎芽、胎児、授乳中の新生児に到達し、器官形成に影響を及ぼす。現在エピジェネティックの影響を調べる試験は存在しないので、科学文献で適用が示唆されている2つのモデルについて調査した。
 ゼブラフィッシュのモデルでは、対照化合物として5-アザシチジン(DNAメチル化阻害剤)、3種類の金属(ニッケル、ヒ素、カドミウム)、試験化合物として3種類のエストロゲン化合物(エチニルエストラジオール、ジエチルスチルベストロール、ビスフェノールA)、PFOAについて試験を行った。
 5-アザシチジン、3種類のエストロゲン化合物、PFOAの毒性水準以下の濃度でエピジェネティックな影響が確認されたことには意義がある。出生後の健康への有害な影響が予測できることが推測できる。これらの結果から、化合物が誘導するエピジェネティックな影響はこのモデルで分析できる可能性が確認された。
 間葉幹細胞モデルは、エピジェネティックな影響の評価には不十分である。
報告書(英語、26ページ)のURLは下記のとおり
http://www.rivm.nl/dsresource?objectid=rivmp:274586&type=org&disposition=inline&ns_nc=1
地域 欧州
国・地方 オランダ
情報源(公的機関) オランダ/公衆衛生・環境保護研究所(RIVM)
情報源(報道) オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)
URL www.rivm.nl/en/Documents_and_publications/Scientific/Reports/2015/maart/The_potential_of_two_models_to_screen_for_epigenome_modifying_effects_of_food_contaminants_Studies_in_zebrafish_embryos_and_mesenchymal_stem_cells
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