食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04210220149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、欧州連合(EU)における農薬監視プログラムの計画の評価に関する科学的報告書を公表
資料日付 2015年2月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2月11日、欧州連合(EU)における農薬監視プログラムの計画(design)の評価に関する科学的報告書(2015年1月23日承認、52ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. EUレベルで調整した複数年次農薬監視プログラム(Multi Annual Pesticide Control Program: MACP)の目的は、EU域内の市場で入手可能な食品の残留基準値(MRL)の超過率(1%を超えるもの)及び消費者ばく露量の評価である。この調査に現在含まれている30品目の食品は、成人による摂取量の70%及び小児による摂取量の約74%に相当する。食品群におけるあらゆる要素は、選択される確率がゼロではないため、確率に基づく試料採取方法は、選択バイアスを最小化する。
2. 食品摂取量に基づく階層化抽出の枠組みを用いると、32品目の食品について683体の試料採取単位を選択することにより、0.0075(単純比率)の誤差の範囲でMRL超過率を推定することができる。試料採取は調査参加国ごとに行われるため、参加国は階層を構成すると考えることができる。居住者人口又は食品摂取量に基づき、各食品について683体の試料採取単位を割り当てることができるが、(様々な配分になる)食品摂取量に基づくことが選択肢として推奨される。また、683体の標本サイズは、消費者ばく露量の評価を確実に同じ誤差の範囲及び信頼区間で行うためには十分である。
3. (1)EUレベルで調整した複数年次管理プログラムの特徴の検証、(2)確率に基づく試料採取方法を用いることの検証に基づき、21
,856件の試料を採取する必要がある。この作業は、3か年に分けることができる。調査のために試料採取を計画する手法には、すべての報告国について個別食品ごとの質の高い食品摂取データが必要である。
4. (1)すべての報告国に該当する個別食品ごとの食品摂取データの収集、(2)食品の選択に関する評価の見直し、(3)新しい摂取量の数値に基づいたEU加盟国ごとの試料数の割り当ての見直しを行うことが望ましい。
 この科学的報告書に関連し、事例研究として2010年の農薬モニタリングデータに焦点をあて、データ収集プログラムの計画及び分析について検討した「データの代表性:課題と解決策」と題する外部委託された科学的報告書(2015年2月11日公表、159ページ)は、以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/doc/759e.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/4005.pdf
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