食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04200250149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、毒性学的懸念の閾値に関するEFSA/世界保健機関(WHO)の専門家研究集会の結論及び勧告案について意見公募(2/2)
資料日付 2015年2月12日
分類1 -
分類2 -
概要(記事) 5)出発点(point of depature)
 ベンチマークドース(BMD)分析法を使用して、最新のTTCのデータベース中のすべての毒性学的試験の再分析は勧告しない。理由は、人的資金的に非常にコストがかかり、すべての試験が、BMD分析法を行うのに十分なデータセットではないからである。また、最新のデータベースに対して相対成長率(allometric scaling)を使用しての、再分析も勧告しない。理由は、最新の手法が、既にスクリーニング手段として妥当な種間の外挿の要因を組み込んでいるためである。
6)除外される化学物質分類
 TTC手法は、次の化学物質の分類には適用しないことを勧告する。アフラトキシン様、アゾキシ又はN-ニトロソ化合物及びべンジジンのような発がん性の高い物質類、データベースにおいて十分に包含されていない化合物類、無機化合物類、金属及び有機金属類、たん白質類、ステロイド類、ナノ材料類、放射性物質及び生体蓄積性が既知又は予想される有機ケイ素化合物又は化学物質。
7)特定のTTC手法の値
 専門家グループは、有機リン系化合物をTTC手法の範囲内で、閾値を0.3μg/kg体重/日として、別なクラスで扱うことを勧告する。また、有機リン酸エステル構造をもつカルバメート系化合物をグループ化せず、標準決定樹の範囲内(クラスⅢ)で対処するよう勧告する。
8)多数の化学物質及び異なるばく露源からの複合経口ばく露(combined oral exposure)
 既知の組成の混合物にTTC手法を適用することは可能である。用量加算を仮定することからはじめて、段階的アプローチが勧告される。異種構造(dissimilar structure)の化合物又は混合物の化合物同士で相互作用が知られているか又は予想される、より複雑な混合物の場合は、さらなる方法論的精緻化が必要である。
9)急性及び他の一生涯のばく露より短い場合
 急性又は他の一生涯より短い場合は、急性又は他の一生涯より短い毒性のデータベースの作成及び分析のための方法論を見つけ出すことを勧告する。これらの評価を実施する場合には、発生毒性試験の評価項目の包含を確保する必要がある。
10)感受性の高い可能性のある年代(life-stage)の乳幼児及び子供
 TTC手法は、他の様々なリスク評価でなされたように、同じ手法で乳幼児(infants)のばく露の安全性を評価するため使用することができる。生後3か月以下の乳児では、推定ばく露量がTTCの値に近い場合には、個別の検討(case-by-case)が必要とされる。
11)追加の勧告
 アクセス可能な言語で、TTC手法を説明する小冊子を作成することが望ましい。
6.TTC決定樹
7.参考文献
附属書1クレイマーのスキームの説明(質問形式)
付録1利害関係者のヒアリングの参加者名簿
付録2専門家研究集会の参加者名簿
付録3専門家研究集会の議題
8.TTCに関する結論及び勧告案は、以下のURLから入手可能。
 http://www.efsa.europa.eu/en/consultations/call/150212.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/150212a.htm
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
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