食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04200240149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、毒性学的懸念の閾値に関するEFSA/世界保健機関(WHO)の専門家研究集会の結論及び勧告案について意見公募(1/2) |
資料日付 | 2015年2月12日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は2月12日、毒性学的懸念の閾値(Threshold of Toxicological Concern: TTC)に関するEFSA/世界保健機関(WHO)の専門家研究集会の結論及び勧告案(31ページ)を公表し、2015年3月29日までの意見公募を開始した。概要は以下のとおり。 1. 2014年12月にブリュッセル(ベルギー)で開催された3日間の専門家研究集会の目的は、クレイマー分類手順(Cramer classification scheme)の更新又は改訂によって、どのようにTTCの枠組みを向上及び拡大させることができるかについて見解を集めることであった。この研究集会の前に利害関係者会合が開かれ、非政府機関(NGOs)、業界団体、政府機関、研究機関及び消費者団体の代表者ら約100人が参加した。 2. EFSAとWHOは、化学物質のリスク評価におけるTTCの適用に向けた段階的アプローチのため世界的に調和された決定樹を作成する研究事業に従事している。 3. 意見公募中に寄せられた意見等は、専門家グループによって検討及び対処され、会議の報告書は2015年春の終わりごろに公表される予定である。 4. 結論及び勧告案における全体的な結論の部分 TTC手法は、 (1)化学物質の低用量ばく露を評価し、(2)ヒトの健康リスクを評価するために追加データが必要な化学物質と感知できるリスクがない化学物質を区別するための、科学的なリスク評価の原理に基づく有効なスクリーニングのツールである。本会合の目的は、毒性学的データベース並びにクレイマーらの決定樹(1978)及びクロースらの決定樹(2004)を検討し、この手法を向上させる方法ついて推奨事項を提供することである。勧告案は1.背景、2.序文、3.結論、4.勧告で構成されている。 5.「4.勧告」の内容 1)クレイマー決定樹 専門家のグループは、クレイマー決定樹の分類作業(sorting process)は機能し、再現性があり、数多くの新しいデータベースに適用することで実証されてきた。したがって、大幅な再構築(major reconstructing)を勧告しない。しかしながら、専門家グループは、各クレイマー決定樹の論点の構築の根底にある毒性学的論拠が提供されていないことを認め、したがって、決定樹が最も新しい科学的知見を反映しているかどうかについて対処することはできない。クレイマーのスキームは、将来、修正されることが望ましく、各論点の科学的論拠が、増加する透明性のため明確にされることが望ましい。 専門家のグループは、クレイマー決定樹の大幅な修正を提案している、米国食品医薬品局(FDA)及び香料業界の国際団体(IOFI)を含んだ努力を承知している。それら修正点が、一度、査読及び実証され、どんな新しいスキームも、実施される前に広く国際的に検討され、同意されることが必要であると専門家グループは勧告する。 2)代謝 専門家らは、哺乳動物の代謝は、固有で最新のTTC手法の重要な要素であると見なし、代謝を組み込む(incorporate)ための追加の手段は勧告しない。 3)全てのデータベース及び各クラスの閾値の導出の拡張及び改良のための修正(expand/modify) 専門家グループは、TTC手法を支えるデータ及びクレイマー決定樹の永久保存並びに特定されたデータ維持に責任を負う組織(a body)の設置を勧告する。TTC手法の値を支えるための集中管理したデータベースの構築に加え、TTCデータベースにおけるデータの包含のための最低限の基準を構築し公表するのが望ましいと勧告する。少なくとも、TTC手法を支えるデータは、無作用量(NOEL)、無毒性量(NOAEL)、最小影響量(LOEL)及び最小毒性量(LOAEL)の決定の変更するために十分に詳しいことが望ましい。 4)化学的範囲の分析 最新のデータベースを評価し、広範囲に化学物質を十分に包含していることを見出した。追加的な分析が実施可能だが、この優先順位は高くない。しかしながら、化学的範囲の分析の方法を使用して、あらゆる新しい統合データベースを試験することを勧告する。それら分析は、有益な情報と見なされ、広範囲の化学構造を包含するデータベースをさらに再確認させるだろう。しかし、これは、高い優先順位とは見なされない。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/150212a.htm |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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