食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04200010344
タイトル ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)、硝酸塩、鉛、カドミウム、水銀、メチル水銀、ヒ素又は無機ヒ素に汚染された食品のリコールのための科学的アプローチに関する報告書を発表
資料日付 2015年1月29日
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概要(記事)  ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)は1月29日、硝酸塩、鉛、カドミウム、水銀、メチル水銀、ヒ素又は無機ヒ素に汚染された食品のリコールのための科学的アプローチに関する報告書(フランス語、39ページ)を発表した。
下記のアプローチが汚染食品の摂取によるリスクの評価のために考案された。
1.基準値又は介入基準値(action limit)が特定の食品のある汚染物質に設定されているならば、測定の不確実性を考慮してこの基準値を超えているかどうか確認する。場合によってはヒ素と水銀については分析された形態を考慮する必要がある。
2.基準値又は介入基準値を超えていた場合又は基準値又は介入基準値が存在しない場合、成人と子供の消費者の急性暴露量は、95パーセンタイルの高摂取群に食品中の測定された汚染物質濃度にかけて算出する。ヒ素と水銀については毒性の異なる様々な化学的形態の存在を考慮するべきである。
 ヒ素に関しては化学形態の分析のための化学種分析法もしくは、変換率(魚、甲殻類、軟体動物類を除いた食品は70%)を適用し、食品中の無機ヒ素濃度を測定する。
 食品中の水銀濃度は、化学種分析法もしくは変換率(魚は20%、甲殻類と軟体動物類は50%、他の食品については100%)を適用し測定される。食品中のメチル水銀濃度は化学種分析法もしくは変換率(魚は100%、甲殻類は80%、他の食品は0%)を適用し測定される。
3.推定される急性暴露量は、急性毒性のための毒性学的参照値(TRV)と比較される。
ヒ素:最小リスクレベルの5μg無機ヒ素/kg体重/日と推定暴露量を比較。
カドミウム:TRVの4.3μg/kg体重/日と推定暴露量を比較。
水銀:無機水銀のTRVの7μg/kg体重/日と推定暴露量を比較。魚、甲殻類、軟体動物類については、メチル水銀のTRVの1.3μg/kg体重/日と推定暴露量を比較。
鉛:乳児及び幼児向の食品については、BMLD01の0.5μg/kg体重/日を推定暴露量で除してMOEを算出。その他の食品については6.2μg/kg体重/日を推定暴露量で除してMOEを算出。
硝酸塩:暫定TRVの15mg/kg体重/日と推定暴露量を比較。
4.急性暴露量が、(暫定)TRVすなわち最小リスクレベルより高い又は急性影響のあるMOEである場合、ヒトへの健康リスクがある。
 このリスク評価に基づき、汚染された食品のリコールの決定はリスク管理責任者が行う。
地域 欧州
国・地方 ベルギー
情報源(公的機関) ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)
情報源(報道) ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)
URL http://www.favv-afsca.fgov.be/comitescientifique/avis/_documents/AVIS22-2014_FR_DOSSIER2013-26.pdf
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