食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04190420470
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、欧州食品安全機関(EFSA)及び欧州医薬品庁(EMA)、ヒト及び食料生産動物における抗菌性物質の消費及び由来細菌における薬剤耐性出現に関する総合分析報告書を公表
資料日付 2015年1月30日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  欧州疾病予防管理センター(ECDC)、欧州食品安全機関(EFSA)及び欧州医薬品庁(EMA)は1月30日、ヒト及び食料生産動物における抗菌性物質の消費及び由来細菌における薬剤耐性出現に関する初の合同総合分析報告書を公表した(114ページ)。
 ECDC、EFSA及びEMAは、EUの関連する5つの監視ネットワークから得られた2011、2012年のデータを用いて、ヒト及び食料生産動物における抗菌性物質の消費と薬剤耐性出現の関連性について初の合同調査を行った。EU加盟国及び他の国からのヒトと動物のこれらのデータは、細菌と薬剤耐性の組合せを選択してロジスティック回帰モデルを用いて分析された。
 食料生産動物での消費量データは動物種別では入手できなかったため、分析のために、主な食料生産動物種における耐性細菌の割合の総括的指標が算出された。2012年の動物とヒトの抗菌性物質消費量データを比較すると、推定されるバイオマス1キロ当たりのミリグラムで示された全体的な消費量はヒトよりも動物の方が多かった。ただ、各国で比較すると対照的な状況も確認された。
 家畜に広範囲に使用されている数種類の抗菌性物質の消費量はヒトより動物の方が多く、ヒトの医薬品として極めて重要な抗菌性物質の消費量(フルオロキノロンや第3、第4世代セファロスポリンなど)はヒトの方が多かった。
 ヒトも動物も、調査した組合せのほとんどで抗菌性物質の消費と細菌での呼応する耐性の間に正の相関がみられた。幾つかのケースでは、動物での抗菌性物質の消費とヒトの細菌の耐性出現に正の相関がみられた。
 懸念の発見に着目する一方で、これらの結果は、現在データが限られていること及び抗菌性物質消費以外の複数の要因による薬剤耐性出現現象の複雑性による警告として解釈しなくてはならない。このタイプの分析のための現在のデータ不足に向けた推奨事項が特定された。いかなるケースでも、ヒト及び動物の双方への責任ある抗菌性物質の使用を推進しなくてはいけない。
 当該報告書は以下のURLから入手可能。
http://www.ecdc.europa.eu/en/publications/Publications/antimicrobial-resistance-JIACRA-report.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
情報源(報道) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、欧州食品安全機関(EFSA)、欧州医薬品庁(EMA)
URL http://www.ecdc.europa.eu/en/press/news/_layouts/forms/News_DispForm.aspx?List=8db7286c-fe2d-476c-9133-18ff4cb1b568&ID=1159
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