食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04180720149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、生乳(未処理乳)の摂取に関連する公衆衛生上のリスクに係る科学的意見書を公表
資料日付 2015年1月13日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月13日、生乳(未処理乳)の摂取に関連する公衆衛生上のリスクに係る科学的意見書を公表した(95ページ、2014年12月4日採択)。
 未処理飲用乳(RDM)にはヒトに感染する病原体を含むさまざまな微生物叢が含まれている。牛、めん羊、山羊、馬、ロバ、ラクダのRDMに関連する主な微生物学的危害要因を決定木(decision tree)手法を用いて特定した。ここでは、欧州連合(EU)に存在する乳由来感染症及び危害要因の証拠、ヒトの健康への影響、並びにEUにおいてRDMが重要なリスク要因であるような証拠が存在するか否かについて考察した。
 主な危害要因は、カンピロバクター、サルモネラ属菌、志賀毒素産生性大腸菌、ブルセラ・メリテンシス(Brucella militensis)、ウシ型結核菌(Mycobacterium bovis)、及びダニ媒介性脳炎ウイルスであり、これらによるヒトの疾病と生乳飲用の間に明白な関連性がある。これらの危害要因についての微生物学的定量リスク評価は、各国やEU規模データが限られていることから実施されていなかった。EUの数か国では、生乳や関連器具から分離された主な危害細菌のいくつかに薬剤耐性が報告されており、これは公衆衛生上重要とみられる。
 EUの数か国では、自動販売機によるRDMの販売が認可されており、この種の乳を購入した消費者には通常、微生物リスク除去のために摂取前に乳を沸騰させるよう指示がされている。インターネットによるRDM販売については、その配達経路の影響を評価するために、微生物、温度、保存期間のデータが必要である。RDMの内因性の病原体汚染は、全身感染症及び乳腺炎などの局所感染の動物によって生じる。外因性の汚染は、糞便汚染及び広い農場環境によって生じる。
 基本的な正しい衛生慣習によって予想される効果と比較して顕著にリスクを低減させるような単一の手段はないことから管理手段選択肢の順位付けはできなかった。消費者へのリスクコミュニケーションを改善していくことが推奨される。
 当該意見書は以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3940.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3940.htm
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。