食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04170030335
タイトル アイルランド農業・食料・海洋省(DAFM)、雌牛及び雄牛のウシ科動物からの腎臓をカドミウムリスクによりフードチェーンから除外にするよう注意喚起
資料日付 2014年11月19日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  アイルランド農業・食料・海洋省(DAFM)は11月19日、雌牛(cow)及び雄牛(bull)に分類されるウシ科動物からの腎臓をフードチェーンから除外するよう注意喚起した。概要は以下のとおり。
 DAFMは、公示No.44/2014において、全ての牛のと畜施設に対し、当該注意喚起を行った。
 アイルランドで行われた複数の研究で、アイルランドでと畜される牛のうち推定で11.3%が、腎臓におけるカドミウム濃度が、欧州連合(EU)の基準である1mg/kgを超えていると示されたことが背景にある。
 これらの研究論文によると、精肉用の牛の大部分及び3歳以下の牛の腎臓において、EU基準を満たすだろうと推定される。
 EUは、規則178/2002の第14条(1)で、「安全でない食品は市場に存在してはならない」と定めている。また、規則852/2004の第5条は、食品事業者に対し、阻止、除去又は許容レベルまで低減されるべき危害(hazards)に関する食品安全管理対策を、HACCPに基づき文書化することを義務付けている。ウシ科動物の腎臓中のカドミウムは、この規定の対象危害と考えられる。
 食品事業者は、雌牛及び雄牛の腎臓中には、カドミウムが化学物質リスクとして当然存在する可能性があることを考慮し、ヒトの食用にウシ科動物の腎臓を取り出す場合のリスクを再分析することが求められている。
 さらに、食品事業者は、特に、腎臓除去対象の牛のと体の見分け方などに言及した標準手順書を作成しなければならない。
 これらの手続きは、2014年12月1日から義務付けられ、2015年半ばに見直しが行われる予定である。
 論文「アイルランド共和国のウシ科動物の腎臓におけるカドミウム及びその他の金属の濃度」(9ページ)が添付されている。当該論文は以下のURLから入手可能(要約のみ)。
 http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0048969714003957
地域 欧州
国・地方 アイルランド
情報源(公的機関) アイルランド農業・食糧省
情報源(報道) アイルランド農業・食料・海洋省(DAFM)
URL http://www.agriculture.gov.ie/foodsafetyconsumerissues/foodsafetycontrolsonmeat/tradernotices/tradernotices2014/
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。