食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04160780111
タイトル カナダ食品検査庁(CFIA)は10月28日、食品表示の近代化に関する意見交換の結果を公表
資料日付 2014年10月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  カナダ食品検査庁(CFIA)は10月28日、食品表示の近代化に関する意見交換の結果を公表した。概要は以下のとおり。
 この意見交換の結果は、2014年6月にまとまった。
 カナダ政府は、食品表示の近代化に取り組んでいる。カナダ保健省(Health Canada)は、栄養表示などの担当分野においてその一端を担っている。CFIAも、管轄内の分野での表示の近代化を図っている。この報告書では、CFIAの食品表示近代化イニシアチブの初期段階に参加した利害関係者からの意見がまとめられている。
 この意見交換では、消費者及び消費者団体、業界及び業界団体、CFIA職員、州政府及び地方自治体当局、学会、医療従事者、カナダ保健省・CFIA以外の政府部門、海外の協力機関など、各界を幅広く網羅する利害関係者から、3
,700件以上の意見が寄せられた。
 主な意見は以下のとおり。
・消費者には、購買決定のための十分な情報がない。
・産業界は、カナダ保健省及びCFIAの役割を明確に理解していない。また、企業意思決定のための効率的な情報入手方法が分からない。
・産業界、消費者及びその他の利害関係者は、表示に関して、今以上に関わりたいと考えている。現在、役割及び責任に関しては、一様に、利害関係者の関わりが制限されることが多く、協力のための機会も不十分である。
・一部の規則は、現在の商習慣や、産業界及び消費者のニーズに合致していない。
・表示規則は複雑で、平易な表現が使われていない。また、多数の異なる法律にまたがっている。
・誤表示及び誤解を招く表示・広告を禁止する法律は、解釈及び実施面で困難が伴う可能性がある。
 これに関しては、一般消費者からは、「曖昧で不明瞭な強調表示からは食品情報は伝わらないことから、消費者は誤解して、その食品を購入する可能性がある。強調表示は、明確に定義されるか又は全く使用しないかのいずれかにすべき」との意見が出された。
 また、医療従事者からは、「ナチュラル(natural)という強調表示が多用され過ぎており、誤解されている。消費者は、この表示がある食品は健康に良い選択肢だと誤解する」との意見が出された。
 CFIAは、これらの結果を考慮し、次の段階に向けて、幅広い分野にわたる利害関係者と、オンラインによる質問票及び公聴会により議論を進める意向である。
地域 北米
国・地方 カナダ
情報源(公的機関) カナダ食品検査庁(CFIA)
情報源(報道) カナダ食品検査庁(CFIA)
URL http://www.inspection.gc.ca/food/labelling/labelling-modernization-initiative/summary-report/eng/1414508724315/1414509010201
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