食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04160230470
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、リステリア・モノサイトゲネス型別についての第2回外部品質評価計画報告書を公表
資料日付 2014年11月25日
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分類2 -
概要(記事)  欧州疾病予防管理センター(ECDC)は11月25日、リステリア・モノサイトゲネス型別についての第2回外部品質評価計画の結果を公表した(40ページ)。
 当該報告書は、リステリア・モノサイトゲネスの型別のための第2回リステリア・モノサイトゲネス外部品質評価(EQA)計画(以下EQA-2)の結果である。EQAは、パルスフィールドゲル電気泳動法(PFGE)、従来の血清型別及びPCRベースの分子型別を対象としている。2013年10~12月に実施されたEQA-2には18の研究機関が参加した。
 リステリア症は比較的件数は少ないが深刻な食中毒で、EUでは2012年に1
,642人の確定患者の報告があった(10万人あたり0.41人)。欧州連合(EU)サーベイランスでの他の食中毒と比較すると、リステリア症は最も深刻な感染症で、患者の91.6%が入院している。
 当EQAの目的はPFGE法及び血清型別の品質評価、並びに参加したEU、欧州経済領域(EEA)、EU加盟候補国の国立公衆衛生リファレンス研究所が作成した結果の同等性について評価することである。
 14研究所(78%)がPFGE法の結果を作成し、17研究所(94%)が血清型別に参加した。17研究所のうちの9研究所が従来法の表現型血清型別を実施し、14研究所はPCRベースの分子生物学的血清型別を実施した。
 大半の研究所(86%)が、他の研究所で得られたプロファイルと同等の、十分に高品質のPFGEゲルを作成することができていた。プロファイルはその後標準化され、専用のソフトウェアBioNumericsを用いて解釈された。13研究所がゲル分析を完了し、総じて指針に合致していた。
 参加研究所の従来法の血清型別の平均成績は78%であった。前回のEQA-1より低下したのは識別困難な1株が主な原因であった。参加研究所の分子型血清型別の平均成績は94%であった。EQA-1より参加研究所は少なかったが、今回のEQA参加研究所の成績は心強い結果となった。
 現在、EU域のサーベイランスに用いられている分子型別法はPFGEである。表現型の血清型別は現在欧州サーベイランスシステム(TESSy)に含まれており、PCRベースの血清型別法が2012年に追加された。全体的に、各国は血清型別について高水準の習熟度を示した。リステリアのPFGE型別についてのEQA-2の結果から、参加研究所の大部分が優良な成果物を作成できていて、全てのパラメータにおいて「良」以上の成績であり、よって研究所間の比較が可能となることが示された。
 当該報告書は以下のURLから入手可能。
http://www.ecdc.europa.eu/en/publications/Publications/listeria-EQA-2014.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
情報源(報道) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
URL http://www.ecdc.europa.eu/en/publications/_layouts/forms/Publication_DispForm.aspx?List=4f55ad51-4aed-4d32-b960-af70113dbb90&ID=1213
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