食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04130660149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、亜鉛の食事摂取基準に関する科学的意見書を公表
資料日付 2014年10月10日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月10日、亜鉛(zinc)の食事摂取基準(Dietary Reference Values: DRVs)に関する科学的意見書(2014年9月19日採択、76ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 欧州委員会(EC)からの要請を受けて、「栄養製品、栄養及びアレルギーに関する科学パネル」(NDAパネル)は、2段階にわたる必要量に関する手法及び基準体重の値を用いて亜鉛のDRVsを算定した。
2. 生理的必要量を推定する第1段階では、生理学的に妥当なデータ(とりわけ内因性亜鉛の糞便排泄に関連したデータ)を有する研究を用いた。成人の生理的必要量は、体の大きさと密接に関連していたが、体重で補正した後における性差は検出されなかった。生理的必要量を満たすために必要な食事経由亜鉛の平均必要量(Average Requirements: ARs)は、食品に含まれるフィチン酸(phytate)による亜鉛吸収の阻害作用を考慮に入れ、飽和反応モデリング(saturation response modelling)を用いて推定された。フィチン酸の摂取量が欧州住民において観察された平均値/中央値の範囲にある300mg/日、600mg/日、900mg/日及び1
,200mg/日の場合における、推定ARs及び集団別参照摂取量(PRIs)を提示する。
3. 基準体重が58.5kgの女性のARsは6.2~10.2mg/日の範囲であり、基準体重が68.1kgの男性のARsは7.5~12.7mg/日の範囲である。PRIsは、男女の基準体重の97.5パーセンタイル値における各個人の亜鉛必要量から算定され、女性は7.5~12.7mg/日、男性は9.4~16.3mg/日の範囲である。生後7か月以降の乳児及び小児のARsは、必要量を反映して推定され(成人における亜鉛の推定損失量を外挿したものに成長に必要な亜鉛の量を加えた)、2.4~11.8mg/日の範囲である。
4. 乳児及び小児のPRIsは、10%の変動係数を織り込んで算定され、2.9~14.2mg/日の範囲である。妊娠及び授乳について、胎児組織及び母体組織並びに母乳への亜鉛の移行にそれぞれ関連した追加の亜鉛必要量を検討し、妊娠及び授乳のための追加のPRIsは、それぞれ1.6mg/日及び2.9mg/日と推定された。
 更新した本意見書に反映された亜鉛のDRVsに関する科学的意見書素案に係る意見公募の結果についての技術的報告書(2014年10月6日採択、11ページ)は以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/doc/672e.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3844.pdf
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