食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04130460493
タイトル 台湾衛生福利部食品薬物管理署、有毒魚類(バラフエダイ)による食中毒が発生した旨公表
資料日付 2014年10月11日
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概要(記事)  台湾衛生福利部食品薬物管理署は10月11日、有毒魚類(バラフエダイ)による食中毒が発生した旨公表し、毒素を含む魚類の誤食を避けるよう注意喚起した。
 同署は有毒魚類の誤食が原因と疑われる食中毒事例が発生したとの通報を台南市政府衛生局から受けた。2家族が、友人から購入した魚(俗称は土赤海(原文のまま))を味噌味のスープにして喫食したところ、7人が食後に下痢・嘔吐・口部の麻痺・心拍数低下(1分間に20以下)・呼吸困難といった症状を訴えた。救急で医療機関を受診し、症状は回復した。衛生局から送付された魚検体を同署がDNA鑑定したところ、毒素を蓄積しやすい大型魚類バラフエダイ(Lutjanus bohar)の誤食による中毒であることが確認された。
 バラフエダイは大型の食用魚で、体長は最大で90cmに達する。一般的に、熱帯の珊瑚礁に生息する小型の魚類が有毒な藻類を食べた後、毒素が魚体に蓄積され、さらに食物連鎖により大きい魚に蓄積されるため、魚体が大きくなるほど蓄積される毒素も多くなる。熱帯性海水魚の毒素は魚の全身に分布するが、肝臓等での含有量が比較的多い。主な毒素のタイプは脂溶性のシガトキシンであり、この毒素は安定性が高く、即ち高温で加熱又は調理しても分解されない。熱帯性海水魚の毒素を含有する魚類を誤食すると、口腔や四肢の麻痺・嘔吐・下痢・めまい等の胃腸及び神経系の症状を呈し、深刻な場合は心拍数低下・呼吸困難等の症状が出て生命に危険が及ぶ。
 たとえ同じ種類の魚でも捕獲された海域が異なると、魚体内の毒素含有量も大きく異なる。このため、同署は市民に対し、供給源が不明な魚類は決して食べないよう、また大型の海魚を食べるときは先に一口、二口食べるようにし、もし舌先にしびれ等を感じた場合は直ちに食べるのを止めるよう注意喚起した。
地域 アジア
国・地方 台湾
情報源(公的機関) 台湾衛生福利部食品薬物管理署
情報源(報道) 台湾衛生福利部食品薬物管理署
URL http://www.mohw.gov.tw/CHT/Ministry/DM2_P.aspx?f_list_no=7&fod_list_no=4981&doc_no=46914
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