食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04130280450
タイトル Eurosurveillance:「2012年8月から12月にオランダで発生したくん製サケに関連するサルモネラ・トンプソン大規模集団感染」
資料日付 2014年10月2日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)   Eurosurveillance (Volume 19
, Issue 39
, 02 October 2014)に掲載された論文「2012年8月から12月にオランダで発生したくん製サケに関連するサルモネラ・トンプソン大規模集団感染 (Large outbreak of Salmonella Thompson related to smoked salmon in the Netherlands
, August to December 2012)、著者I Friesema (National Institute for Public Health and the Environment (RIVM)
, オランダ)ら」の概要は以下のとおり。
 2012年8月15日、オランダにおいてSalmonella Thompson感染者数が急増したことがサルモネラ調査システムによって通知された。症例対照研究に続いて食品調査が実施された。2012年8~12月の間に総数1
,149人の検査確認症例が発生しており、そのうちの4人(76~91歳)がこの感染が原因で死亡していた。集団感染の原因は、1事業所で加工されたサケのくん製であった。くん製サケは加工工程において、再利用している皿を通して継続的に汚染されていた。この皿は多孔質のため、細菌類が付着していた。
 当事例はオランダにおいて最大規模のサルモネラ集団感染症となった。加工施設の臨時閉鎖及びくん製サケの回収によって集団感染は終息した。400万~600万人のオランダ住民が汚染されたくん製サケに暴露した可能性があり、約23
,000人が当集団感染発生時にS.Thompsonによる急性胃腸炎を発症していたと推定された。今回の集団感染では、診断検査所、地域公衆衛生施設、国立公衆衛生研究所及び食品安全当局による緊密な協力体制が、集団感染調査においては不可欠であることが示された。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) Eurosurveillance
情報源(報道) Eurosurveillance
URL http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=20918
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