食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04120330149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、「非動物由来食品における病原体によるリスクに関する科学的意見書Part2:トマトにおけるサルモネラ属菌及びノロウイルス」を公表
資料日付 2014年10月2日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月2日、「非動物由来食品における病原体によるリスクに関する科学的意見書Part2:トマトにおけるサルモネラ属菌及びノロウイルス」を公表した(75ページ、2014年9月11日採択)。
 トマトはそのまま食べる食品(RTE食品)として最小の処理がなされる。その工程は選別、洗浄、茎の除去、切断、包装、保存である。EUでは、2007~2012年にトマトの摂取に関連する集団サルモネラ症が1件、及び集団ノロウイルス感染症が1件確認されている。サルモネラ属菌及びノロウイルスによるトマト汚染のリスク要因が、フードチェーン全体について考察された。
 トマトでのサルモネラ属菌及びノロウイルス発生率の推定、及び汚染予防に関する低減の選択肢及び微生物学的基準の関連性が一緒に評価された。結論として、各農家の環境はトマト生産において病原体の発生及び持続に影響するリスク要因が独自に組み合わされたものであることがわかった。トマト生産においては、適正農業規範(GAP)、適正衛生規範(GHP)、適正製造規範(GMP)などの食品安全管理体制の適切な実施を第一の目標とするべきである。
 現時点ではデータの欠如により、トマトの一次生産物における大腸菌に関する衛生基準の提案は難しく、またEU全体での大腸菌の製造工程衛生基準の妥当性に関する評価はできない。店頭に置かれる賞味期限内のRTE食品のカットトマト及び非殺菌のトマトジュースについては、検体25g中サルモネラ属菌陰性という食品安全基準がある。ホールトマトでのサルモネラ属菌に関する食品安全基準は、トマトにサルモネラ属菌は存在してはならないことを生産者や加工者に伝えるツールとして考慮すべきかもしれない。トマトをサルモネラ属菌について検査することは、他の要因がGAP、GHP、GMP又はHACCP計画違反を示した場合の一例に限定すべきかもしれない。また、現時点ではこれらの食品におけるノロウイルスの食品安全基準を設定するのに基となるリスクを提示することはできない。
 当該意見書は以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3832.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3832.htm
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