食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04091350305
タイトル 欧州連合(EU)、飼料添加物としての微生物Pediococcus pentosaceus (NCIMB 30068株) 及びPediococcus pentosaceus (NCIMB 30044株)の認可を取消し
資料日付 2014年7月12日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  欧州連合(EU)は7月12日、微生物Pediococcus pentosaceus (NCIMB 30068株) 及びPediococcus pentosaceus (NCIMB 30044株)の薬剤耐性が他の微生物に拡散する可能性が排除できないため、飼料添加物としての両微生物の認可を取り消す委員会施行規則(EU) No 754/2014を官報で公表した。概要は以下のとおり。
1. 規則(EC) No 1831/2003の第10条第7項に基づき、Pediococcus pentosaceus (NCIMB 30068株) 及びPediococcus pentosaceus (NCIMB 30044株)(以前の名称はLactococcus lactis (NCIMB 30044株))が、すべての動物に用いるサイレージ添加物として飼料添加物の登録簿に収載された。
2. 規則No 1831/2003の第10条の第7項に基づき、添加物の区分では「技術的添加物(technological additives)」及び機能グループでは「サイレージ添加物」に分類する要請と共に、すべての動物に用いる飼料添加物としてPediococcus pentosaceus (NCIMB 30068株) 及びPediococcus pentosaceus (NCIMB 30044株)の認可を求める申請書が提出された。
3. 欧州食品安全機関(EFSA)は、2014年3月6日の意見書において、Pediococcus pentosaceus (NCIMB 30068株) 及びPediococcus pentosaceus (NCIMB 30044株)には、ヒト及び動物用医薬品に使用されている抗生物質のテトラサイクリン(tetracycline)に対する耐性があると結論づけた。
4. 利用可能な知見により、Pediococcus pentosaceus (NCIMB 30068株) 及びPediococcus pentosaceus (NCIMB 30044株)が、この抗生物質に対する耐性を他の微生物に広げるリスクを排除することができない。
5. このため、規則(EC) No 1831/2003の第5条で定める認可条件は満たされていない。
 以上の経緯及び観点から、Pediococcus pentosaceus (NCIMB 30068株) 及びPediococcus pentosaceus (NCIMB 30044株)の飼料添加物としての認可が取り消されることになった。委員会施行規則(EU) No 754/2014は、官報掲載の20日後に発効する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州連合(EU)
情報源(報道) 欧州連合(EU)
URL http://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/PDF/?uri=CELEX:32014R0754&from=EN
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