食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04091320105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、ルピナスアレルギーに関する消費者向け啓発資料を発表
資料日付 2014年8月15日
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概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は8月15日、ルピナスアレルギーに関する消費者向け啓発資料を発表した。概要は以下のとおり。
1. ルピナス(英語表記lupin又はlupine)とは?
 らっかせいと同じ科に属するマメ科植物(訳注:日本ではルーピンとかハウチワ豆とも呼ばれる)。ルピナスやその成分(粉末等)を摂取しても安全上問題のない人がほとんどだが、医学文献にはルピナスに対するアレルギー反応が指摘されており、アナフィラキシー等の重症に至る場合もある。
 ほとんどの植物アレルギーと同様、ルピナスアレルギーも時間をかけて発症する。ただし植物アレルギーの既得者は、初めての摂取でもアレルギー反応が出ることがある。調査研究によれば、特にピーナツアレルギーの人はルピナスアレルギーになりやすい。子供がピーナツアレルギーの親はピーナツには気をつけているが、ルピナスの知識はないと思われ、子供に有害かどうかも知らないことが多い。
 ルピナスは欧州人には食品向け主要産物であるため、アレルギー特性があることを知っていて、成分表示の確認も普通に行われているが、米国市場では比較的新参品である。ルピナスビーンとしてイタリアンショップその他エスニック販売店で扱われているほか、パッケージ製品としても売られているが、名前を聞いたことがない米国人も少なくない。
2. グルテンフリー製品にも含まれる
 ルピナスの人気は右肩上がりだが、その理由は、特にルピナス由来成分がグルテン含有小麦粉の代用品として優れ、グルテンフリー製品中に多用されることによる。昨今店頭にはグルテンフリー製品が増え、消費者のグルテンに対する認識が向上し、購入の機会も増えている。したがって、ルピナスがアレルゲンになりかねないことを知っておくことが今後ますます重要である。
3. ラベルを読むこと
 製品中の成分は、食品ラベルに列記することが法律で義務づけられており、ルピナスもこれに該当する。よってルピナスを避けたい場合やピーナツアレルギーの場合など、特に注意を要する消費者は「lupin」又は「lupine」の表示がないかラベルを見て判別できる。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL http://www.fda.gov/ForConsumers/ConsumerUpdates/ucm409836.htm?source=govdelivery&utm_medium=email&utm_source=govdelivery
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