食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04090590149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食卓卵の劣化と病原体増殖による公衆衛生リスクに関する意見書を公表
資料日付 2014年7月31日
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概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月31日、食卓卵の劣化と病原体増殖による公衆衛生リスクに関する意見書を公表した(147ページ、2014年7月10日採択)。
 Salmonella Enteritidisは、現在欧州連合(EU)における卵由来疾病の主なリスクとなっている唯一の病原体と考えられている。卵の賞味期限延長によって生じるかもしれないS.Enteritidisによる消費者のリスクについて、賞味期限(best-before date)と販売期限(sell-by date)を7日から最大70日まで延長させることを考慮して、定量化モデルを用い、またEUでの卵の保存に関する現況と比較して、考えられる様々なシナリオを組合せて推定した。
 もし販売期限を1週間延長し(21日から28日へ)、しかし賞味期限は変更しない場合は、現況と比べて、非加熱及び軽く加熱した卵料理についてそれぞれ1.4倍、1.5倍の発症リスクがあると推定された。もし賞味期限も1週間延長(28日から35日へ)した場合は、それぞれ1.6倍、1.7倍のリスクとなった。最悪のシナリオ(販売期限を42日に、賞味期限を70日)では、これらの数字はそれぞれ2.9倍、3.5倍となった。但し、絶対的なリスクは非加熱料理の方が軽く加熱した料理よりも大きいことに注意しなくてはならない。
 延長した保存期間中に増えるリスクを最小限にする効果的な方法は、販売店でも家庭でも卵を冷蔵庫で保管することである。卵の劣化に関しては、卵生産の衛生条件及び保存時間及び温度を含めた卵の取扱方法などに大きく左右される。最後に、卵製品製造用の卵の品質基準(3-ヒドロキシ酪酸及び乳酸)については、保存期間の延長の影響は無視できるとみられる。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3782.htm
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