食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04090090301 |
タイトル | 論文紹介:「米国の5歳までの子供のポリ臭化ジフェニルエーテルの出生前暴露及び神経発達:健康調査結果及び環境対策研究」 |
資料日付 | 2014年8月5日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | Environmental Health Perspectives (Vol.122 ,No.8 ,pp.856~862 ,2014年8月)に掲載された論文「米国の5歳までの子供のポリ臭化ジフェニルエーテルの出生前暴露及び神経発達:健康調査結果及び環境対策研究(Prenatal Polybrominated Diphenyl Ether Exposures and Neurodevelopment in U.S. Children through 5 Years of Age: The HOME Study)、著者A. Chen (Division of Epidemiology and Biostatistics , Department of Environmental Health , University of Cincinnati College of Medicine , USA)ら」の概要は以下のとおり。 背景:ポリ臭化ジフェニルエーテル類(PBDEs)は、過去30年にわたり、家具、カーペットの芯地(carpet padding)、車のシート及び他の消費者製品中の難燃剤として広く使われてきた難分解性の化学物質である。 目的:米国の調査で、PBDEsの子宮内暴露が子供の認識機能及び行動に関連しているかどうかを調べた。 方法:出生コホート研究で、オハイオ州シンシナティーで2003年から2006年に309人の妊婦の妊娠16週目の、2 ,2’ ,4 ,4’-テトラブロモジフェニルエーテル(BDE-47)及び他のPBDEsの血清中濃度を測定し、その後、子供たちを観察した。1歳、2歳及び3歳時に、ベイリー乳幼児発達検査2を使用して認識及び運動能力、5歳時にウェクスラー就学前幼児用知能検査3を使用して知能並びに2歳から5歳時に幼児用2行動評価システムを毎年使用して子供たちの行動を調べた。それらの結果及び対数変換したPBDE濃度の関連を推定するため、線形混合モデル又は可能性のある交絡因子を補正した一般化推定方程式を使用した。 結果:母親の血清中のBDE-47の幾何平均濃度は、米国の成人の参照値と同程度の20.1ng/g脂質であった。出生前の血清中のBDE-47濃度は、1歳から3歳時まで、ベイリー精神発達又は精神運動発達指標と有意な関連はなかったが、出生前の血清中BDE-47濃度が10倍高いと、5歳時で、全検査知能指数(full-scale IQ)で4.5ポイントの低下及び多動性(higher hyperactivity score)の3.3ポイントの上昇と関連していた。 結論:出生前のPBDEsの暴露は、知能指数の低下及び多動性の増加と関連していた。 |
地域 | その他 |
国・地方 | その他 |
情報源(公的機関) | その他 |
情報源(報道) | Environmental Health Perspectives |
URL | http://ehp.niehs.nih.gov/wp-content/uploads/122/8/ehp.1307562.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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