食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04090030343
タイトル フランス衛生監視研究所(InVS)、週刊衛生現状報告(Point Epidemio)、ブルゴーニュ地域圏フランシュコンテ地域圏合同版(2014年7月17日現在)を発行、鉛暴露管理の目標を新たに設定したことを紹介
資料日付 2014年7月22日
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分類2 -
概要(記事)  フランス衛生監視研究所(InVS)は7月18日、週刊衛生現状報告(Point Epidemio)、ブルゴーニュ地域圏フランシュコンテ地域圏合同版(2014年7月17日現在)を発行した。高等公衆衛生審議会(HCSP)が鉛暴露管理の目標を新たに設定したことを紹介している。
 鉛は、一般的に発がん性や変異原性に定める閾値のない毒性(全ての用量で健康影響がある)を考慮し及び体外から吸収した用量ではなく生体内毒性参照値(TRVs)(血中鉛濃度)を設定した特別な化学的アプローチの対象となっている。
 このアプローチは一時に鉛暴露を可能な限り低い暴露量に低減する政策に結びつくものである。このようなことからHCSPは2017年に向けて2つの目標を定めた。
1.フランス人の平均血中鉛濃度(幾何平均)を12μg/Lに低減する。
2.フランス人の98%の鉛血中濃度を40μg/L以下にする(2008~2009年に観察されたのは50μg/Lであった)
 HCSPは、子供や6か月以内に妊娠した妊婦について検査を優先的に行うよう提案している。治療をするべき血中鉛濃度レベルを10年毎に更新するとしている
1.現在まで100μg/Lであった緊急に介入が必要なレベルを50μg/Lに変更する
2.モニタリングが必要なレベルを25μg/Lとする
 HCSPは、子供の鉛中毒検査を行うべき暴露環境汚染値を土壌で300mg(鉛)/kg(土)、屋内の塵で70μg/m2及び水で20μg/Lとすることを提案する。これらの値は、約5%の子供に50μg/L以上の血中鉛濃度が想定される値である。
 子供が頻繁に通う共同空間(土壌で100ppm相当)における、子供の中の5%の想定血中鉛濃度がモニタリングを要する25μg/Lを超える場合に、取るべき管理対策を定めるために、HCSPは欧州食品安全機関(EFSA)の生体内TRVsの12μg/L(低年齢児童の知能指数(IQ)が下がる点に相当する血中鉛濃度)に基づくリスク評価を実施することを提案している。
 ANSESの鉛毒性に関する報告書を反映したこの意見書は鉛中毒症対策政策を変えるものとなるであろう。
 報告書(仏文、4ページ)は以下のURLから入手可能。
http://www.invs.sante.fr/fr/content/download/92073/335174/version/162/file/pe_bfc_170714.pdf
 HCSPの報告書は以下のサイトから入手可能。
http://www.hcsp.fr/explore.cgi/avisrapportsdomaine?clefr=444
 ANSESの意見書及び報告書(仏文、146ページ)は以下のURLから入手可能。
https://www.anses.fr/fr/documents/CHIM2011sa0219Ra.pdf
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス衛生監視研究所(InVS)
情報源(報道) フランス衛生監視研究所(InVS)
URL http://www.invs.sante.fr/fr/Publications-et-outils/Points-epidemiologiques/Tous-les-numeros/Bourgogne-Franche-Comte/2014/Surveillance-sanitaire-en-region-Bourgogne-et-Franche-Comte.-Point-au-17-juillet-2014
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