食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04090020295
タイトル 国際連合食糧農業機関(FAO)、コーデックス委員会による乳児用調製粉乳中の鉛及びコメ中のヒ素の強化した基準値を公表
資料日付 2014年7月18日
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分類2 -
概要(記事)  国際連合食糧農業機関(FAO)は7月17日、食品規格機関コーデックス委員会が乳児用調製粉乳中の鉛及びコメ中のヒ素の基準を強化した旨を公表した。概要は以下のとおり。
・乳児用調製粉乳中の鉛
 コーデックス委員会は、0.01mg/kg(摂取する状態で)を超えないとする推奨値を採択した。
 鉛は環境中にも存在しており、微量の鉛は、乳児用調製粉乳の生産に使用される成分中に含まれる可能性がある。乳児用調製粉乳中の鉛の量は、生の材料を鉛がより少ない土壌を有する地域から調達することで管理が可能である。
・コメ中のヒ素
 同委員会は、コメ中のヒ素の量に関する基準を初めて採択し、0.2mg/kgとした。
 特にコメは、他の作物に比べてヒ素を多く吸収し、多くの人々の主食であることから、ヒトの健康にとって有害であるヒ素暴露に大きく寄与している。
 コメのヒ素汚染は、浅井戸からくみ上げた、ヒ素に富む堆積物を含む地下水で水田灌漑が行われるアジアの一部の国々では、懸念材料のひとつである。水田の代わりに乾田で栽培するなど、灌漑方法及び農業慣行の改善が、ヒ素汚染の低減に役立つ。
 コーデックス委員会はさらに、各国向けに、設定した基準値遵守の一助となる新たな実践規則の策定や、生産者向けに、汚染の防止及び低減のための優れた農業、製造技術を提供することで合意した。
・動物用医薬品
 コーデックス委員会は、一部の動物用医薬品について、肉、乳、卵又ははちみつ中の残留を防ぐために、食料生産動物への使用を制限すべきであると提言した。
 抗菌剤及び成長促進剤を含むクロラムフェニコール、マラカイトグリーン、カルバドックス、フラゾリドン、ニトロフラール、クロルプロマジン、スチルベン及びオラキンドックスの8種類の動物用医薬品については、ヒトの健康に対して有害な影響が考えられ、薬剤耐性の形成に寄与する場合がある。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 国際連合食糧農業機関(FAO)
情報源(報道) 国際連合食糧農業機関(FAO)
URL http://www.fao.org/news/story/en/item/238802/icode/
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