食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04080620149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、肉用鶏、離乳後の子豚、肥育豚、繁殖用雌豚、肥育牛、育成子牛及び肥育うさぎに使用する飼料添加物としてのトヨセリン(R)(Bacillus toyonensis)の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2014年7月3日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月3日、肉用鶏、離乳後の子豚、肥育豚、繁殖用雌豚、肥育牛、育成子牛及び肥育うさぎに使用する飼料添加物としてのトヨセリン(R)(Bacillus toyonensis)の安全性及び有効性に関する科学的意見書(2014年7月1日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
 トヨセリン(R)は、当初はBacillus cereusとして定義され、現在はB.toyonensisに再分類された株に基づく飼料添加物である。この物質は2012年の再評価の対象であった。EFSAの意見書でトヨセリン(R)に対する懸念が示されたことから、欧州委員会(EC)は、この添加物の現行認可を中止する規則を採択した。申請者には、2012年にEFSAが公表した意見書評価書の再評価につながる可能性のある補足データを提出する機会が与えられた。これに従い、申請者は更なるデータ及び主張を提出した。
 B.toyonensisは、クロラムフェニコール及びテトラサイクリンに対して耐性を有し、これらの薬剤耐性の獲得遺伝子として知られるcatQ及びtet(M)の宿主である。
 クロラムフェニコールアセチルトランスフェラーゼをコードする染色体遺伝子の役割は、明らかにされていない。クロラムフェニコールアセチルトランスフェラーゼは、MFS(major facilitator superfamily)輸送体であり、遺伝子座gerIC-nucBにおけるプラスミドにコードされたタンパク質で、観察された耐性への寄与又は増強が考えられる。
 最新の提出書類を含む申請者からのデータに基づき、「動物用飼料に使用する添加物及び製品又は物質に関する科学パネル」(FEEDAPパネル)は、B.toyonensisには、ヒト及び動物にとって重要な抗生物質、テトラサイクリン及びクロラムフェニコールに対する耐性をコードする遺伝子が拡散するリスクが考えられると結論づける。
 B.toyonensisは、機能的毒素の産生能を有することから、この細菌に暴露したヒトに対するリスクが考えられる。
 トヨセリン(R)は、0.5×10の9乗コロニー形成単位(CFU)/kg飼料の最低推奨用量で、離乳後の子豚の生産性を改善する可能性がある。B.toyonensisは、サリノマイシンナトリウム及びセンデュラマイシンナトリムを除き、全ての試験済み抗コクシジウム剤と同一である。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3766.pdf
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