食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04080070149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食用黄色5号(E 110)について新しい一日摂取許容量(ADI)を設定し、精度を高めた暴露量評価を行った科学的意見書を公表
資料日付 2014年7月15日
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分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月15日、食用黄色5号(サンセットイエローFCF、Sunset Yellow FCF)(E 110)について新しい一日摂取許容量(ADI)を設定し、精度を高めた暴露量評価を行った科学的意見書(2014年6月26日採択、39ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1.「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)は以前、欧州連合(EU)域内における食品添加物としての食用黄色5号(E 110)の安全性を再評価し、暫定ADIを1mg/kg体重/日に設定した科学的意見書(EFSA ANS Panel、2009)を提示した。欧州委員会(EC)からの要請を受け、ANSパネルは、2009年の意見書に含まれた勧告の結果として実施された試験から得られて新たに提出されたデータを評価するよう依頼された。また、EFSAは、食用黄色5号について精度を高めた暴露量評価を行うよう要請された。
2. 評価された新たな知見は、28日間試験の報告書(国際連合食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門家会議(JECFA)が2011年の直近の評価において検討したデータ)の評価、及びANSパネルによる以前の評価の完了後に利用可能になった追加すべきあらゆる毒性学的知見であった。
3. ANSパネルは、(1)28日間試験から新たに提出されたデータ及び食用黄色5号に関して利用可能な毒性学的データベースによって、以前に設定した暫定ADIを見直す根拠が提示されていると考え、(2)ラットを用いた長期給餌試験から得た無毒性量(NOAEL)の375mg/kg体重/日を根拠として、安全係数100を適用し、食用黄色5号の新たなADIを4mg/kg体重/日(JECFAの最新の評価と一致)に設定できると結論づけた。提示された(1)現在認められている最大使用基準値(MPLs)及び(2)報告されている使用濃度に基づく、すべての(訳注:年齢区分の)地域住民集団における食用黄色5号の推定暴露量は、新しいADIの4mg/kg体重/日を十分に下回っている。
4. 総論としてANSパネルは、食品業界及びEU加盟国から提示されたデータを用いると、食用黄色5号(E 110)の報告されている用途及び使用濃度は、安全性の懸念にはならないと結論づけた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3765.pdf
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