食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04070620175
タイトル スペインバスク州食品安全機関(ELIKA)、疫学的監視報告書2013年を公表
資料日付 2014年6月26日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  スペインバスク州食品安全機関(ELIKA)は6月26日、バスク州北部のギプスコア県厚生局疫学部による疫学的監視報告書2013年を公表した。
 本報告書は微生物学的情報システム(Sistema de Informacion Microbiologica:SIM)に提出したデータを収集したもの。概要は以下の通り。
1. 増加したもの
(1) カンピロバクター
 報告された分離株数は944株で、2012年の分離株(896株)よりもわずかに多かった。総分離株の71.3%が小児集団からで、このうち57%は3歳未満であった。
(2) リステリア
 確認症例22人の血液及び/又は脳脊髄液からのリステリア・モノサイトゲネス分離株21株が報告された。ギプスコア県がSIMに報告したリステリア症(リステリア・モノサイトゲネス)の2008年~2012年の平均患者数は9人であることから、増加している。バスク州においてもリステリア症患者数の増加がみられ、報告された計74人は直近10年の平均の3倍である。
(3) サルモネラ
 2013年にサルモネラ分離株507株が報告され、1995年~2012年で最も少なかった2012年の351株から44%増加した。最も多く分離された血清型は、Salmonella Enteritidis(308株、60.6%)及びS. Typhimurium。(108株、21.3%)
2. 減少又は変化がなかったもの
(1) ブルセラ症
 2009年以降ギプスコア県では、新たなブルセラ症は発生していない。
(2) トキソプラズマ症
 2013年に新生児におけるトキソプラズマ症はSIMに報告されていない。
(3) Q熱
 SIMに報告されたコクシエラ症例は3人で、直近11年間で最も少ない。
(4) エルシニア
 ギプスコア県では2012年と同様の数のエルシニア・エンテロコリチカ感染者57人がSIMに報告された。欧州連合(EU)における状況と同様、近年減少傾向が続いている。
 当該報告書(スペイン語、86ページ)は以下のURLから入手可能。
http://www.osakidetza.euskadi.net/contenidos/informacion/epidemiologica_memorias/es_epidemi/adjuntos/Memoria%202013%20gipuzkoa.pdf
地域 欧州
国・地方 スペイン
情報源(公的機関) スペインバスク州食品安全機関(ELIKA)
情報源(報道) スペインバスク州食品安全機関(ELIKA)
URL http://www.elika.net/es/riesgos_biologicos.asp?id=27&id_noti=1536#ancla1536
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