食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04070550295
タイトル 国際連合食糧農業機関(FAO)、食品媒介性寄生虫の上位10位のリストを公表
資料日付 2014年7月1日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  国際連合食糧農業機関(FAO)は7月1日、世界的に懸念される食品媒介性寄生虫の上位10位のリストを公表した。概要は以下のとおり。
 寄生虫は社会的損失が大きく、また世界的に影響があるにもかかわらず、発生場所、ヒト体内における生態、そして最も重要な点であるが、ヒトがどのように発病するかについての情報が全般的に欠落している。この問題への取組の第一歩として、FAO及び世界保健機関(WHO)は、地球規模の影響が最大級である食品媒介性寄生虫に初めて焦点を当てている。この順位付けは、FAO及びWHOが本日公表した報告書「食品媒介性寄生虫のリスク管理に関する複数基準に基づく順位付け」に含まれており、寄生虫のヒトの健康に対する負荷などの要素に基づいている。また、これらの寄生虫が見つかる場所に関する情報も含まれている。
 影響が大きい食品媒介性寄生虫の上位10位は以下のとおりである。
1.有鉤条虫(Taenia solium)(ブタ条虫):豚肉
2.単包条虫 (Echinococcus granulosus)(hydatid worm又はイヌ条虫):生鮮農作物
3.多包条虫 (Echinococcus multilocularis):生鮮農作物
4.トキソプラズマ(Toxoplasma gondii)(条虫の一種):小型反すう動物の肉、豚肉、牛肉、ジビエ(赤肉及び内臓)
5.クリプトスポリジウム(原虫):生鮮農作物、果実ジュース、乳
6.赤痢アメーバ(Entamoeba histolytica)(原虫):生鮮農作物
7.旋毛虫(トリヒナ)(Trichinella spiralis)(pork worm):豚肉
8.オピストルキス(後睾吸虫類)(Opisthorchiidae)(扁虫):淡水魚
9.回虫属(Ascaris spp. )(小腸回虫):生鮮農作物
10.クルーズ・トリパノソーマ(Trypanosoma cruzi)(原虫):果実ジュース
 この順位付けリスト及び裏付けとなる報告書は、国際食品規格機関であるコーデックス委員会(Codex)からFAO及びWHOに対し、食品中の寄生虫に関する現在の知見の状況や、これらの寄生虫が公衆衛生及び貿易に与える影響に関して見直しの要請が出されたことを受けて作成された。
 「食品媒介性寄生虫のリスク管理に関する複数基準による順位付け」(324ページ)は以下のURLから入手可能。
http://www.fao.org/3/a-i3649e.pdf
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 国際連合食糧農業機関(FAO)
情報源(報道) 国際連合食糧農業機関(FAO)
URL http://www.fao.org/news/story/en/item/237323/icode/
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