食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04070530450
タイトル Eurosurveillance:掲載論文「2013年中国で起きた新たな鳥インフルエンザA(H7N9)の種間伝播中の遺伝子調節」
資料日付 2014年6月26日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Eurosurveillance (Volume 19
, Issue 25
, 26 June 2014)に掲載された論文「2013年中国で起きた新たな鳥インフルエンザA(H7N9)の種間伝播中の遺伝子調節 (Genetic tuning of the novel avian influenza A(H7N9) virus during interspecies transmission
, China
, 2013)、著者D Wang(中国疾病?防控制中心、中国)ら」の概要は以下のとおり。
 2013年2月、中国において新しい鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスがヒトに感染する事態が発生した。種間伝播の機序を解明するために、ヒト及びヒト以外の宿主からの鳥インフルエンザA(H7N9)のアミノ酸署名(amino acids signature)を比較し、全ゲノム配列によって鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルス146株の遺伝子再集合を解析した。ここでは、連続したアミノ酸置換を用いて遺伝子調節過程及び宿主適合及び種間伝播に介在する再集合を提案する。
 A/Shanghai/05 ウイルスと同じ祖先のヘマグルチニン(HA)とノイラミニダーゼ(NA)を持つ初期のインフルエンザA(H7N9)ウイルスが水鳥の間でまん延して地域の家きんに伝播した時に、NAの柄部分の69~73領域のアミノ酸基の欠損を獲得している。そして、選好的に結合した受容体は、地域の家きんで生じたヘマグルチニンG186V及びQ226Lの変異によって、ヒト様受容体への親和性を増加するような調節が起きた。ヒトにおいては、PB2 E627Kのような更なる哺乳類適合性が選択されていた。
 H7N9及びH9N2ウイルス間の絶え間ない遺伝子再集合によって、宿主適合性をさらに持つ複数の遺伝子型が発生した結果となった。臨床転帰について変異と遺伝子再集合の関連の可能性を分析したとき、PB2のE627K変異によって患者死亡率がわずかに上昇した。遺伝子調節が、インフルエンザA(H7N9)の更なる適合及び汎発性流行を起こす可能性の機会を作り出しているかもしれない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) Eurosurveillance
情報源(報道) Eurosurveillance
URL http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=20836
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