食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04070270314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、肉及び乳中のホルモン類に関するFAQを公表
資料日付 2014(平成26)年6月11日
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分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は6月11日、肉及び乳中のホルモン類に関するFAQを公表した。概要は以下のとおり。
 BfRには、肉及び乳中のホルモンによる健康影響の可能性に関する質問が高頻度で寄せられる。その中には、肉に天然に存在するホルモンと共に、家畜に使用されるホルモン製剤についての質問も含まれる。また、規制が異なる欧州連合(EU)非加盟国産の動物に由来する肉を摂取した後に考えられる健康影響に関する質問もある。
 こうした状況を受け、BfRは、このテーマにおける最も重要なQ&Aをまとめた。主な内容は以下のとおり。
Q1.ホルモンの主要な供給源となるのはどの食品か?
A1.プロゲステロン、テストステロン及びエストロゲンは、と畜された動物の筋肉組織の肉又は可食臓器、また、魚、卵及び野菜由来の食品よりも、乳に多く含まれる。エストロゲン及びプロゲステロンについては、成人がこれらの食品経由で一日に摂取する量のかなりの割合が、牛乳由来である。(エストロゲンは約60%、プロゲステロンは約80%)。
Q2.天然ホルモンと合成ホルモンとでは影響が異なるのか?
A2.受容体での作用機序においては、通常、天然に存在するホルモンと合成ホルモンには差異はない。しかし、一定の条件下では、一部の合成ホルモンは、体内での消化時間がより長く、体内に維持される時間がより長くなる場合がある。  
Q3.ホルモン剤の飼料への使用は認められているのか?
A3.欧州連合(EU)では、一般的にホルモンの飼料への使用は許可されていない。過去には、ホルモン作用を有する物質が肥育目的で使用されていた。しかし、ヒトの健康に対するリスクが懸念され始め、倫理観及び環境意識の変化に伴い、この種類の肥育ホルモン剤の家畜生産における使用は、1988年にEU全域で禁止された。
Q4.ホルモン剤の家畜への使用は基本的に禁止されているのか?
A4.ホルモン剤は、家畜の飼育において、繁殖及び治療目的での使用は可能である。EU規則で定められている家畜の飼育用の認可ホルモン剤は、特定の規則に則った場合のみ使用が許可される。
Q5.ホルモンは、食品から検出されているのか?
A5.ドイツでは、2008年~2012年に、ウマの尿の陽性反応が1件あった。しかし、検出されたホルモンは天然に存在する可能性もある。
Q6.ホルモンを動物用医薬品として投与した動物に由来する肉を摂取することに関連する健康影響はあるのか?
A6.健康影響評価は、動物用医薬品の一日許容摂取量(ADI)が決定される認可過程で行われる。認可過程で、ホルモン剤の投与と動物のと畜までの待機期間が順守されていれば、動物由来の食品に使用されるホルモン剤の量は残留基準値(MRL)を超えないと推測されるべきであり、消費者の健康影響は実質的に排除される。
Q7.生産性改善のためにホルモン剤を投与された動物から得られる肉の摂取により、消費者の健康への懸念はあるのか?
A7.EUでは一般的に、家畜生産において、生産性改善又は成長促進のためのホルモン剤の使用は禁止されている。しかし、全てのEU以外の第三国で禁止されているわけではない。欧州食品安全庁(EFSA)は2007年に、EU以外の第三国における動物由来食品の生産に合法的に使用されるホルモン剤の影響を調査した報告書を公表した。その中でEFSAは、入手可能な毒性学データが不十分であることから、このような肉の摂取による健康影響に関する最終的な評価は行えないと結論づけている。
Q8.自然に産生するホルモンの量が増加した肉の摂取は、健康に対するリスクとなるのか?
A8.肉に自然に産生するホルモンの量は変動する。2008年~2012年では、エストラジオールもテストステロンも、分析対象の検体からは検出されなかった。論文から得られる妊娠中の動物の筋組織におけるステロイドホルモンの量に関するデータによれば、エストラジオール及びプロゲステロンも、実際の摂取量はADIよりも十分低い水準にあると推測せざるを得ない。
Q9.摂取する乳のホルモン量により健康に対するリスクは懸念されるのか?
A9. 乳(ヨーグルトを含む)一日200-250g摂取により摂取されるホルモン量はヒトが体内でホルモンを自己合成するよりかなり低いとされている。またホルモンは非常に速やかに代謝される。入手可能な科学的データによれば、現在はいかなる健康リスクも想定されない。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/349/questions-and-answers-on-hormones-in-meat-an-milk.pdf