食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04060440343
タイトル フランス衛生監視研究所(InVS)、2012年の医療機関における多剤耐性菌サーベイランスデータを発表
資料日付 2014年6月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス衛生監視研究所(InVS)は6月5日、医療機関における多剤耐性菌サーベイランス2012年データを発表した。
 2002年以降、InVSが管掌するフランス病院内感染警報・調査・監視ネットワーク(Raisin)では、フランスの医療機関の採集検体から分離されたメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)及び基質特異性拡張型βラクタマーゼ産生腸内細菌科(ESBLE)のサーベイランスを医療機関と連携して実施している。2012年には、1
,181の医療機関がサーベイランスに参加した。参加機関は2002年から147%増加した。
 MRSAについては、全体の罹患密度率(ID)は0.35/1
,000人日で、地域圏によって0.28~0.45の変動がある。総IDは、リハビリテーション・長期治療介護より短期入院(0.46)や集中治療(1.16)の方が高い。2002年以来、MRSAのIDは全体で44%及び集中治療で54%減少している。
 ESBLEについては、全体の罹患密度率は0.53/1000人日で、地域圏によって0.32~0.93の変動がある。総IDは、リハビリテーション・長期治療介護(0.32)より短期入院(0.71)の方が2倍ほど高い。2002年以来ESBLEは309%増加している。ESBLEの中での割合は、大腸菌が19%から59%に増加している。
 MRSAの発生率の減少は、Raisinネットワークに参加している医療機関が実施した対策が功を奏していることを示唆している。最後に、ESBLEの罹患密度率増加、特に基質特異性拡張型βラクタマーゼ産生大腸菌の増加は、新たなカルバペネム耐性株出現の宿主となる可能性がある点から懸念される。
 報告書(フランス語、102ページ)は以下のURLから入手可能。
http://www.invs.sante.fr/content/download/89269/326905/version/2/file/rapport_surveillance_bacteries_multiresistantes_etablissements_sante_francais_2012.pdf
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス衛生監視研究所(InVS)
情報源(報道) フランス衛生監視研究所(InVS)
URL http://www.invs.sante.fr/Publications-et-outils/Rapports-et-syntheses/Maladies-infectieuses/2014/Surveillance-des-bacteries-multiresistantes-dans-les-etablissements-de-sante-francais
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。