食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04050390343
タイトル フランス衛生監視研究所(InVS)、ブルターニュ地域圏において2006~2012年に発生したA型肝炎の特集記事を公表
資料日付 2014年6月3日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス衛生監視研究所(InVS)は6月3日、ブルターニュ地域圏版衛生監視報告(BVS :Bulletin de veille sanitaire、No.12、2014年5月号)で、ブルターニュ地域圏において2006~2012年の期間に届出のあったA型肝炎の特集記事を公表した。概要は以下のとおり。
1.2006~2012年の期間にフランス全土で届出のあったA型肝炎ウイルス(HAV)感染症例は8
,563症例で、同じ期間のブルターニュ地域圏で届出のあったHAV感染症例は396症例(4.6%)であった。内訳はコート・ダルモル県で120症例、フィニステール県で99症例、イル・エ・ヴィレーヌ県122症例及びモルビアン県の55症例であった。
2.ブルターニュにおけるHAVの罹患率は100
,000人当たり0.65(2006年)から3.72(2007年)の間で変動している。2006年は調査開始の年で、2007年にはコート・ダルモル県で発生した大規模な集団感染があった。パンポル湾のカキ貝を原因とする食中毒事件で、患者数111人のうちコート・ダルモル県在住者は54人であった。2012年について言えば、ブルターニュの罹患率は100
,000人当たり1.08で、全国平均の1.6より低い。
3.感染環境は周囲に患者がいたことが22人(28.9%)で、そのうちの16人(72.7%)は家族であった。3歳以下の子供がいたのは19人(25%)である。海外旅行が27人(35.5%)で、渡航先はモロッコが最も多かった。発症前2~7週間以内に貝・ウニ・エビ・カニなどを喫食したことによるものが22人(28.9%)であった。
4.A型肝炎の届出が義務付けられたのは2005年11月である。2006~2012年の間で最もA型肝炎患者が発生したのはコート・ダルモル県で集団感染が起きた2007年であった。
 2011及び2012年の主な暴露リスクは、(1)発症前2~7週間以内に海外旅行をしている、(2)周囲にHAV患者がいた、(3)貝・ウニ・エビ・カニなどの喫食、などである。
 当該BVS(10ページ)は以下のURLから入手可能。
http://www.invs.sante.fr/content/download/89028/326155/version/15/file/bvs_ouest_12_2014.pdf
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス衛生監視研究所(InVS)
情報源(報道) フランス衛生監視研究所(InVS)
URL http://www.invs.sante.fr/Publications-et-outils/Bulletin-de-veille-sanitaire/Tous-les-numeros/Ouest/Bulletin-de-veille-sanitaire-Ouest.-n-12-Mai-2014
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