食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04050010208
タイトル オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)、消費者向けにアクリルアミドに関する情報を公表
資料日付 2014年4月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)は4月、消費者向けに「アクリルアミドと食品」と題する情報を公表した。概要は以下のとおり。
1.アクリルアミドとは何か?
 アクリルアミドは炭水化物を含む特定の食品が加熱調理又は加工される場合に形成される化学物質である。アクリルアミドは、ヒトにおいてがんの原因であるという直接的な証拠はないが、実験動物において発がん要因となる証拠がある。
 詳細は以下のURL(WHOのサイト)から入手可能。
http://apps.who.int/food-additives-contaminants-jecfa-database/chemical.aspx?chemID=5198
 したがって、FSANZは、食品由来のアクリルアミド暴露を減らすことは賢明であると確信している。
2.豪州人及びニュージーランド人はアクリルアミドにどのように暴露されているか?
 アクリルアミドは、揚げた又は焼いたじゃがいも製品、コーヒー、並びに穀物ベースの製品(甘いビスケット及びトーストしたパンを含む)を含むさまざまな食品に含まれている。食品中のアクリルアミドの豪州の消費者の推定食事暴露量は第24回豪州トータルダイエットスタディの第一段階の一部として調査された。当該研究から、アクリルアミドのレベルは、一般的に過去の豪州及び国際的研究で報告された値より低い又はそれに匹敵することがわかった。しかし、豪州の消費者の推定食事暴露量が国際連合食糧農業機関 (FAO)/ 世界保健機関 (WHO) 合同食品添加物専門家会議(JECFA)によるヒトの健康への懸念の可能性がある範囲内であった。ニュージーランド第一次産業省(MPI)は、ニュージーランドにおけるアクリルアミド摂取に寄与する食品の調査と食事暴露の再評価をしている。同省は2012年1月にその調査結果を更新した。当該調査から食事暴露の推定値は、2006年の前回調査以降ほぼ一定であることが分かった。ニュージーランドにおける食品中のアクリルアミドの更新された暴露評価(59ページ)は以下のURLから入手可能。
http://www.foodsafety.govt.nz/elibrary/industry/acrylamide-in-nz-food-updated-exposure-assessment.pdf
3.食品中のアクリルアミドを減少させるために何がなされているか?
 国際的な食品管理機関はアクリルアミドのレベルを減少させるため企業と協働している。加熱調理で温度を下げたり、アクリルアミド形成を低減させる酵素を用いたり、還元糖の量を減らした原料を調達したりなどアクリルアミドのレベルを低減させる新しい農業技術及び加工技術が研究されている。しかし、味を変えることなくコーヒーなどの食品中のアクリルアミドを減少させることは難しい。
 FSANZはまた、業界がアクリルアミド形成を低減させる酵素を使用することを促進及び支援し、「Food and Drink Europe」が作成した「アクリルアミド・ツールボックス」の採用を勧めている。コーデックスワーキンググループは、コーデックス実践規範を作成しており、FSANZ及びMPIはそれに関わっている。
4.食事由来のアクリルアミドはどのように減らすことができるか?
(1)常にメーカーの調理指示説明書に従うこと―多くのメーカーは食品中のアクリルアミドレベルを減少させる指示説明書を備えている。
(2)ポテトチップスは明るい黄金色に調理(加熱)し、最高温度は油で揚げる場合は175℃とし、焼く場合は230℃にする。
(3)じゃがいもを8℃より低い温度で貯蔵してはいけない。なぜならアクリルアミド形成を促進するからである。
(4)揚げる前に数分間野菜を洗ったり浸け洗いをする―これによりアクリルアミド形成を促進する成分を減少できる。
(5)パンやその他の食品は味を損なわない程度に軽く焼くと、パンの耳はあまり高レベルのアクリルアミドを含まない。
地域 大洋州
国・地方 豪州
情報源(公的機関) 豪州・NZ食品安全庁(FSANZ)
情報源(報道) 豪州・NZ食品基準機関(FSANZ)
URL http://www.foodstandards.gov.au/consumer/chemicals/acrylamide/Pages/default.aspx

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