食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04040440450 |
タイトル | Eurosurveillance:論説「欧州連合におけるフードチェーンに沿ったサルモネラ管理‐過去10年間の進展」 |
資料日付 | 2014年5月15日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | Eurosurveillance(Volume 19 , Issue 19 , 15 May 2014)に掲載された論説「欧州連合におけるフードチェーンに沿ったサルモネラ管理‐過去10年間の進展 (Controlling Salmonella along the food chain in the European Union - progress over the last ten years)、著者M Hugas(European Food Safety Agency , イタリア)ら 」の概要は以下のとおり。 1.サルモネラ属菌は長年、経済的重要性のある、動物及びヒトの重要な食品由来人獣共通感染症病原菌であった。サルモネラ属菌の主な病原巣は、野生動物から飼育動物までの広い範囲の動物の腸管であり、このことが動物及び植物由来のさまざまな食品が汚染されることにつながっている。1次生産から消費までのフードチェーンに沿ったサルモネラ属菌の監視及び管理のための集約的規制措置が過去10年以上にわたり漸進的に実施されたことによって、重要な進展がもたらされた。しかしまだEU規模で進行しているSalmonella Stanley集団感染症の課題は残っている。 2.2012年の報告では、S. Enteritidis , S. Typhimurium , 単相性S. Typhimurium 1 ,4 ,[5] ,12:i:-が最もヒトの疾病と関連性が高かった。ヒトの場合、S. Enteritidisは卵及び鶏肉の摂取と、S. Typhimuriumは主に豚肉、鶏肉、牛肉の摂取と関連性がある。2012年ではサルモネラ陽性の単一検体で最も高い割合は生の鶏肉及び七面鳥肉で、陽性の割合は5.5%であった。一方、生の豚肉及び牛肉ではそれぞれ0.7%、0.2%であった。 3.2007年、サルモネラ症はEUにおいて2番目に多く報告されていた人獣共通感染症であった(感染者151 ,995人)が、2012年には91 ,034人に減少した。ヒトのサルモネラ症の減少は鶏群のサルモネラ管理プログラムの成功の結果であり、特に卵中のサルモネラ属菌の低減によるところが大きい。 4.EFSAは2012年3月、七面鳥におけるサルモネラ属菌の低減の新たな目標を据えた場合に予想される公衆衛生への影響に関する意見書を採択した。意見書は、七面鳥の管理措置が、七面鳥に関連するサルモネラ症患者数を2007年に比べて相当数低減させることにつながったと結論付けている。よって、2013年以降の期間も、S. Enteritidis、単相性を含むS. Typhimuriumを対象とすることが法的に確認された。加えて、鳥群に出現している対象以外の多様な血清型を報告することが求められた。必要に応じて、各国における出現率及び公衆衛生上の影響によって、七面鳥でのS. Enteritidis及びS. Typhimurium以外のサルモネラ属菌血清型も指導対象となる。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | Eurosurveillance |
情報源(報道) | Eurosurveillance |
URL | http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=20804 |
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本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
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掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
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