食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04040260149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品中の残留農薬に関する2011年の欧州連合報告書を公表
資料日付 2014年5月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は5月20日、食品中の残留農薬に関する2011年の欧州連合(EU)報告書(2014年5月15日承認、511ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 本報告書は、2011年の欧州29か国(EU加盟27か国及び欧州自由貿易連合(EFTA)加盟2か国)における食品中の残留農薬に係る規制活動の結果を示すものである。また、本報告書は、食事リスク評価も示している。EFSAは、規制結果の詳細な解析に基づき、欧州の残留農薬に係る法令執行の改善に向けたいくつかの勧告を出した。
2. 2011年は、欧州全域における600品目以上の食品について、79
,000件を超える試料が残留農薬について検査された。約900の農薬について調べ、400弱の農薬が測定可能な量で検出された。12
,000件以上の試料を対象とした、EU規模で整合性をもたせたモニタリングプログラムの枠組みにおいて、分析された食品試料の98.1%が法定限度を遵守しており、食品試料の53.4%は、測定可能な量の残留物を含有していなかった。
3. 消費者の長期暴露量を推定するために実施した食事リスク評価によって、評価した171品目の農薬の99%について、消費者の健康に対する食事経由の長期リスクはないことが確認された。2品目の農薬、ディルドリン(dieldrin)及びへプタクロル(heptachlor)の推定暴露量は、毒性学的参照値を超えており、消費者の健康に影響する可能性が示された。いずれの化合物も農薬としての使用は認可されていないが、両化合物の(1)過去に使用された歴史、(2)分子の高い残留性、(3)生体蓄積性により、両化合物はフードチェーンに依然として存在している。短期暴露量に焦点を当てたリスク評価によって、高濃度の残留物を含有する産物を多量に摂取した場合、253事例において消費者の健康に対する潜在的な懸念を排除できないことが明らかになった。最後に、同じ毒性学的作用を有する複数の残留農薬を含有するセイヨウナシについて急性リスク評価を行った。セイヨウナシの試料2件は、累積影響についての毒性学的閾値を超えていた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3694.pdf
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。