食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04030390470
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)感染者急増を受け、新たな緊急リスク評価書を公表
資料日付 2014年4月25日
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概要(記事)  欧州疾病予防管理センター(ECDC)は4月25日、2014年4月における中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)感染者の著しい増加を受けて、新たな緊急リスク評価書を公表した(16ページ)。
 本年4月、MERS-CoV感染者数が急激に著しく増加した。患者の大部分はサウジアラビア及びアラビア半島で継続的に発生しているが、今月初のギリシャでの確定症例1人の発生により、EUの感染国は5か国(フランス、ドイツ、イタリア、英国に加え)となった。現在の疫学を考慮すると、EUには今後さらに感染者の入国が増えるとみられる。ECDCの最新評価書においては、以前の結論に変更はなく、これらの地域を訪問又は居住している欧州市民のMERS-CoV感染リスクは低く、輸入症例によるEU域内での二次感染リスクも低い。
 当該集団感染は当該地域に深刻な公衆衛生上の影響を与え、拡大する可能性があり、ヒトの間でウイルスが伝播すれば、地理的に更に拡大した地域に影響がある。
 患者の急増の原因は不明である。緊急リスク評価ではこの事象を説明できるかもしれないいくつかのシナリオを考察した。1)より高感度の患者検出法、2)人獣共通感染、3)感染管理措置の機能不全、4)ウイルスの変化、5)偽陽性の検査結果、など。
 ECDCは、国際的な公衆衛生機関がヒトからヒトへの感染拡大を最小化するために集団感染評価、及び転帰を改善する上で患者の最善の管理手法を決定するための臨床研究への支援を提供することを提案している。2013年9月24日に出された従前の緊急リスク評価書にある推奨事項は依然として有効である。
 2014年4月23日時点において、死亡者107人を含む345人のMERS-CoV感染者が世界的に報告されている。14か国で患者が確認されているが、4か国は患者は1人のみで、サウジアラビアからは272人報告されている。患者345人中72人が医療従事者となっている。
 当該リスク評価書は以下のURLから入手可能。
http://www.ecdc.europa.eu/en/publications/Publications/Middle-East-respiratory-syndrome-coronavirus-risk-assessment-25-April-2014.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
情報源(報道) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
URL http://www.ecdc.europa.eu/en/press/news/_layouts/forms/News_DispForm.aspx?List=8db7286c-fe2d-476c-9133-18ff4cb1b568&ID=990
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