食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04030340450
タイトル Eurosurveillance:「2008年1月から2011年12月の間にオランダで発生したヒトの志賀毒素産生性大腸菌感染症における志賀毒素2f遺伝子をコードした大腸菌の出現」
資料日付 2014年5月1日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Eurosurveillance (Volume 19
, Issue 17
, 01 May 2014)に掲載された論文「2008年1月から2011年12月の間にオランダで発生したヒトの志賀毒素産生性大腸菌感染症における志賀毒素2f遺伝子をコードした大腸菌の出現 (Emergence of Escherichia coli encoding Shiga toxin 2f in human Shiga toxin-producing E. coli (STEC) infections in the Netherlands
, January 2008 to December 2011)、著者I Friesema(National Institute for Public Health and the Environment (RIVM)
, オランダ)ら」の概要は以下のとおり。
 志賀毒素産生性大腸菌(STEC)の志賀毒素は、いくつかの亜型変異型をもつ志賀毒素1(Stx1)遺伝子及び志賀毒素2(Stx2)遺伝子に分類される。変異型遺伝子stx2fは最近報告されたものの1つであるが、ヒトの発症とはほとんど関連性がなかった。オランダでのSTEC強化サーベイランスにおいて、2008~2011年にSTEC O157患者198人及びSTEC非O157患者351人、そこからのstx2f遺伝子保有STEC分離株87株が報告された。大半のstx2f保有株は、O63:H6(n=47、54%)、O113:H6(n=12、14%)、O125:H6(n=12、14%)の血清群に属していた。
 stx2f保有分離株87株のうち、84株(97%)はeae遺伝子を保有していたが、腸管出血性大腸菌ヘモリシン(hly)遺伝子はなかった。stx2f保有STECへの感染は、STEC O157に比べて症状が軽く、重篤な臨床経過となることも少なかった。stx2f保有株に感染したほとんど全員(n=83、95%)が6月から12月に発症しており、一方でSTEC O157では198人中170人(86%)が、他のSTEC非O157では264人中173人(66%)が発症していた。
 オランダにおけるstx2f保有STEC感染症は予想されるよりも一般的であり、病原性遺伝子及び比較的軽症という点から、STECとは別の患者集団を形成している。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) Eurosurveillance
情報源(報道) Eurosurveillance
URL http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=20787
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