食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04030130149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物としての4-ヘキシルレゾルシノール(E 586)の再評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2014年4月24日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は4月24日、食品添加物としての4-ヘキシルレゾルシノール(4-hexylresorcinol)(E 586)の再評価に関する科学的意見書(2014年4月2日採択、35ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. EFSAの「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)は、酸化防止剤の4-ヘキシルレゾルシノール(4-HR)(E 586)の安全性を再評価した意見を述べる。食品科学委員会(SCF)は2003年、また、国際連合食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門家会議(JECFA)は1996年、4-HRの一日摂取許容量(ADI)を設定するにあたり、利用可能なデータベースは十分ではないと認めたが、エビ類のメラニン色素沈着を防止する用途の4-HRは、甲殻類の可食部における4-HRの残留物が2mg/kg(SCF)又は1mg/kg(JECFA)を超えなければ、毒性学的に容認できるとした。
2. 新たに提出された申請書類はANSパネルに提示されておらず、また、データの公募後において、本再評価のために毒性学知見や生物学的知見は提出されておらず、ANSパネルの評価は、(1)以前の評価、(2)以前の評価以降に利用可能になった追加文献に基づいた。
3. ANSパネルは、当該データベースではADIを設定することができない点でSCFと同意見である。ANSパネルは、マウスにおける腎障害が4-HRの毒性について最も感受性の高い評価項目とみなした。マウスを用いた発がん性試験における腎障害についての最小のBMDL10値(訳注:暴露群において影響を示す実験動物数を対照群と比較して10%増加させるベンチマーク用量の95%信頼区間の下限値)の4mg/kg体重/日と、最も高い推定暴露量(成人の(訳注:甲殻類を食べる)消費者のみにおける95パーセンタイル値である3.3μg/kg体重/日)の間には、ANSパネルが推定暴露量の保守的な性向及び限定的な用途を前提に十分と考える安全マージン(MoS)(訳注:1
,200)があった。
4. ANSパネルは、エビ類及び同類の甲殻類のメラニン色素沈着を防止する用途の4-HRは、甲殻類の可食部における4-HRの残留物が2mg/kgを超えなければ、毒性学的に容認できると結論づけた。ANSパネルは、4-HRの許可された用途を増やす場合には、追加の生殖毒性試験が必要になると結論づけた。甲殻類中の実際の残留4-HR濃度に関する情報が限られているため、ANSパネルは、欧州市場における甲殻類中の残留4-HR濃度のモニタリングを勧告した。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3643.pdf
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