食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04030120149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物としてのプロピルガレート(E 310)の再評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2014年4月24日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は4月24日、食品添加物としてのプロピルガレート(propyl gallate)(E 310)の再評価に関する科学的意見書(2014年4月1日採択、46ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. EFSAの「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)は、プロピルガレート(E 310)の安全性を再評価する科学的意見を提示する。プロピルガレートは、欧州連合(EU)域内において食品添加物として認可されている酸化防止剤である。食品科学委員会(SCF)は1976年、プロピルガレート、オクチルガレート(octyl gallate)及びドデシルガレート(dodecyl gallate)のグループ一日摂取許容量(ADI)を0~0.2mg/kg体重/日に設定した。国際連合食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門家会議(JECFA)は、1996年の直近の評価において、プロピルガレートのみについてADIを0~1.4mg/kg体重/日に設定したが、オクチルガレート及びドデシルガレートについてはADIを設定しなかった。
2. ANSパネルは、検討するに足る新しい毒性学的データは、直近の評価以降に出ていないと考えた。
3. ANSパネルは、不確実性及びプロピルガレートに関する発がん性データベースに無毒性量(NOAEL)がないことを考慮に入れ、ラットを用いた90日間毒性試験がプロピルガレートの評価のために重要な試験であると結論づけた。ANSパネルは、この試験のプロピルガレートのNOAELである135mg/kg体重/日を根拠とし、また、デフォルト値に関するEFSAの科学委員会の意見書を考慮に入れ、亜慢性データから慢性データへの外挿及び生殖毒性データベースにおける限界のため、安全係数として300を適用することが望ましいと結論づけ、プロピルガレートのADIを0.5mg/kg体重/日と算定した。また、ANSパネルは、(1)現在のグループADIの根拠はもはやない、(2)プロピルガレート、オクチルガレート及びドデシルガレートを個別に評価し、現在のグループADIを取り消すことが望ましいと結論づけた。
4. 成人及び高齢者における高いレベルの暴露量は、当該ADIを超えていた。しかし、ANSパネルは、暴露量評価における保守主義(訳注:より安全側に立つこと)を前提として、食品添加物としてのプロピルガレートは、現行の用途及び使用濃度において安全性に懸念はないと結論づけた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3642.pdf
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