食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04030050208
タイトル オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)、第24回豪州トータルダイエットスタディを公表
資料日付 2014年5月1日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)は5月1日、第24回豪州トータルダイエットスタディ(ATDS)を公表した。概要は以下のとおり。
 第24回ATDSは、豪州の食品及び飲料中の3種の化合物並びに30種類の食品包装用化合物及び印刷インキの濃度の分析に関するものである。合計94種類の食品および飲料は二つのサンプリング期間に収集された。
 今回の報告は、アクリルアミド、アルミニウム及び過塩素酸塩の3種類の化合物に関するものである。
1.結果
・アクリルアミド:第24回ATDSで見られたアクリルアミドのレベルは、一般的に豪州及び国際研究で報告されたレベルより低い又はそれらと同等である。推定された食事暴露は、発がん性及び神経毒素のエンドポイント(評価変数)を用いた暴露マージンを計算するために用いられた。今回の結果は、豪州の消費者のアクリルアミドの暴露量が食糧農業機関 (FAO)/世界保健機関 (WHO) の合同食品添加物専門家会議 (JECFA)の72回総会(2011年)でヒトの健康に対する懸念の可能性となる値と一致していることを示している。豪州の食品中のアクリルアミドのレベルを合理的に可能な限り低く保つことを保証するために業界及び消費者に教育を施策し続けることは重要である。
・アルミニウム:推定食事暴露量は、2~5歳の90パーセンタイルの消費者(暫定耐容週間摂取量 (PTWI)の110%)を除いて、評価したすべての集団ではPTWI以下であった。このわずかな超過は大きな公衆衛生及び安全性の問題を表しているとは考えられない。食事暴露推定値は、加工食品をより多く含んでいるため第23回ATDSで報告された値より多い。第24回のATDSには、他の食品調査と比較してケーキなどいくつかの食品中に見られる比較的高濃度のアルミニウムを含有する添加物を含む可能性のある食品が含まれていた。
・過塩素酸塩:過塩素酸塩濃度は豪州全土からの8か所の水道水検体が選ばれ、すべての結果は、報告する基準以下であった。このため、過塩素酸塩のためのリスク評価は実施されなかった。
2.結論
 FSANZは、豪州の食品供給が安全であることを保証するために、リスク管理の選択肢のさらなる作業又は発展のためのいくつかの分野を確認した。FSANZは、食品中の化学物質と関連した国内外の動向を監視し続け、必要に応じて全国的に調整したATDS又は小規模の対象調査で、さらなる調査作業の優先順位をつけるためにこれを用いる予定である
 ATDS報告書(145ページ)は以下のURLから入手可能。
http://www.foodstandards.gov.au/publications/Documents/1778-FSANZ_AustDietStudy-web.pdf
地域 大洋州
国・地方 豪州
情報源(公的機関) 豪州・NZ食品安全庁(FSANZ)
情報源(報道) 豪州・NZ食品基準機関(FSANZ)
URL http://www.foodstandards.gov.au/publications/Pages/24th-Australian-Total-Diet-Study.aspx
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。