食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04020820149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、リスクコミュニケーション用インフォグラフィックス「リスク評価vsリスク管理:違いは何か?」を公表
資料日付 2014年4月16日
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概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は4月16日、一般向けリスクコミュニケーションの資料として、「リスク評価vsリスク管理:違いは何か?」と題するインフォグラフィックスを公表した。概要は以下のとおり。
1. リスク評価業務とリスク管理業務を分離するというわずか10年前の決定は、欧州の食品安全を一変させた。この変革によりフードチェーンの安全性が強化されたと広く認識される一方、リスク評価機関とリスク管理機関の役割及び責務の違いに関してはあいまいなところが依然として存在しうる。
2. 役割の分離
(1)これら2つの重要な活動の違いは何か?リスク評価機関は、フードチェーンにおいて考えられる脅威について独立した科学的助言を提供する。リスク管理機関は、そのような事案に対処する意思決定を行うための根拠として、この助言を用いる。欧州規模において、この役割の分離は重要であり、法律で守られている。この役割の分離は、科学と政治の区別を明確にするため、また、科学に基づく独立した評価を政策決定の根幹に据えるため、導入された。
(2)EFSAは、欧州の食品が安全であることを確保する上で重要な役割を果たしている。しかし、EFSAは、多くの様々な協力機関を含めた欧州連合(EU)といった枠組みの単なる一部分に過ぎない。EFSAは、フードチェーンに関連した脅威を評価する、欧州における主要なリスク評価機関である。リスク管理機関は、欧州委員会(EC)、EU加盟国の諸機関及び欧州議会である。これらのリスク管理機関は、EFSAの科学的助言に基づき、食品に関する政策の策定、製品の認可及び立法に責務を負っている。
3. 認可ではなく助言
(1)例として、EFSAは、遺伝子組換え生物(GMO)の申請の安全性をケースバイケースで評価する。EFSAの役割は、そこで終了する。各GMOを認可するかどうかを決定するのは、EC内のリスク管理機関及び加盟国内のリスク管理機関である。多くの領域においても同様であり、2、3例を挙げると、ネオニコチノイド系のような農薬、食品包装に使用される食品接触材料、及び飼料添加物がある。それぞれの場合において、EFSAは科学に基づく独立した助言を提供し、リスク管理機関は、EFSAの専門家らの結論を根拠として用いながら、適切な措置について決定する。
(2)EFSAは、どのように業務を行うのか?EFSAの科学者らが実験を行い、その結果をEFSAの科学的意見の根拠として用いるというのは、よくある誤解である。EFSAは、研究所を持たず、新たな科学的研究も行わない。その代りEFSAは、EU法の定めるところにより、既存の研究及びデータの収集を任務としている。EFSAの科学者らは、このような情報を分析し、リスク管理機関による意思決定を支援するための科学的助言を作成する。
 食品添加物の再評価の過程等を例に挙げ、リスク評価機関とリスク管理機関の各役割をイラスト入りで分かり易く説明しているインフォグラフィックスは、以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.europa.eu/en/RiskARiskM/docs/InfographicsRiskARiskMprint.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/140416.htm
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