食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04020400149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、アフリカ豚コレラに関する科学的意見書を公表
資料日付 2014年4月7日
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分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は4月7日、アフリカ豚コレラに関する科学的意見書を公表した(77ページ、2014年3月24日採択)。
 欧州連合(EU)の東方隣接国におけるアフリカ豚コレラ(ASF)の定着リスク及び未感染地域へのアフリカ豚コレラウイルス(ASFV)の拡散リスクについて、本年1月31日までの時点で更新がなされた。この評価は文献査読及び専門家の知見導出に基づくものである。
 グルジア、アルメニア及びロシア連邦においては、風土病化しているASFのリスクは、特に小規模生産分野での集団感染管理の課題の点から、中等度から高度へと増加している。これらの国々から未感染地域へ、主に汚染された豚肉、感染豚、汚染された運搬車の移動によってASFVが広がるリスクは依然として高い。
 ウクライナ及びベラルーシでは、ASFの定着リスクは中等度とみられる。集団感染が少数報告されたことがあるが、それらは既に根絶されており、2次拡散の早期検出を促進する活動がわずかに進められている。しかし、ヒト、豚肉や感染したイノシシの越境移動によって、ロシア連邦からASFVが再侵入するリスクが引き続き存在する。ウクライナ西部は小規模農家数が非常に多く、ASFVの西方への拡大は、管理が困難なEU境界線付近地域に感染が発生することになるであろう。
 グルジア、アルメニア及びロシア連邦のイノシシ集団におけるASFの定着リスクは、主に家畜豚集団からの飛び火により中等度と考えられる。一方で、ウクライナ及びベラルーシではASF定着リスクは低いと考えられる。イノシシ密度が高いロシア連邦の地域では、当リスクは高くなるであろう。感染したイノシシ集団への集中的な狩猟圧力は、国際境界線を超えた厳しい施策もあり、拡散リスクはさらに高まるとみられる。(訳注:イノシシに狩猟圧力をかけると、群や個体が広範囲に逃避行動することが知られている。)
 EUへの搬送時において、感染/汚染し、ASFV感染性を維持するような様々な母材(マトリクス)に対するリスクが評価され、その結果は冷凍肉での高いリスクから穀物での極めて低いリスクと幅広いことがわかった。
 当該意見書は以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3628.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3628.htm
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