食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04020290149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)は、食品接触材料中に使用するカオリン及びポリアクリル酸のナトリウム塩の安全性評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2014年4月18日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は4月16日、食品接触材料中に使用するカオリン及びポリアクリル酸のナトリウム塩の安全性評価に関する科学的意見書を公表した。
 EFSAの「食品接触材料、酵素、香料及び加工助剤に関する科学パネル」(CEFパネル)は、ポリアクリル酸のナトリウム塩と組み合わせた使用並びにエチレン-ビニルアルコール(EVOH)共重合体の気体を遮断する層中に包含して使用するカオリンの安全性評価を取り上げる。EVOH共重合体は、多層から成る食品接触材料中の内側の層に使用される。
 形態学的研究から、様々な大きさのカオリン粘土の小片の重なりがEVOH共重合体中に分散しており、いくつかのそれら小片の重なりは、厚さが100nm以下であることを示すが、個々の小片への剥離は起きないことが広角X線散乱法(WAXS:wide-angle X ray scattering)により確認された。EVOH共重合体の層からのカオリン粒子の移行は示されなかった。標準的な多層からなるプラスチック製の材料から、カオリンの無機化学成分であるアルミニウム又はマグネシウムの検出可能な量(アルミニウム及びマグネシウムの検出下限値は、それぞれ、0.07mg/kg及び2.2mg/kg)の移行はなかった。
これらの値は、予想される無機化学物質成分の移行量が多くないことを示唆する。ポリアクリル酸のナトリウム塩の移行は、予想される使用条件で、特定移行限度値(SML)である6mg/kg食品を超えることは予想されない。
 したがって、CEFパネルは、厚さ100nm未満の粒子状のカオリンは、EVOH共重合体中で最大で12%まで包含であれば、安全性に懸念はないと結論付けた。当該材料は、最大で6か月間常温で保存される食品及び飲料と接触する多層構造からなるプラスチック材料の内側の層に使用される。当該物質の粒子を包含するEVOH共重合体の内側の層は、カオリン粒子が食品に移行するのを阻害する機能的な障壁の内側で使用されなければならない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3637.htm
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