食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04020050149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、2010~2012年における食品中のカルバミン酸エチル濃度のモニタリングデータを評価した技術的報告書を公表
資料日付 2014年4月15日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は4月15日、2010~2012年における食品中のカルバミン酸エチル(ethyl carbamate)濃度のモニタリングデータを評価した技術的報告書(2014年3月28日承認、22ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. カルバミン酸エチルは、2007年に国際癌研究機関(IARC)によって「ヒトに対しておそらく発がん性がある物質」(グループ2A)に分類された食品加工汚染物質である。
2. 2010~2012年のサンプリング期間中の欧州連合(EU)加盟11か国におけるカルバミン酸エチルの存在量に関する合計2
,399件の分析データを、EFSAの汚染物質存在量データベースから抽出し、解析した。データは、主に「蒸留酒類」の食品群(分析結果の96%)に関するもので、特に「核果類を原料とする蒸留酒類」のサブグループは、分析結果の81%に上った。全分析結果の35%にあたる左側打ち切りデータ(訳注:検出限界(LOD)又は定量限界(LOQ)未満のデータ)は、lower bound(LB)値(訳注:ゼロ)、upper bound (UB)値(訳注:LOD又はLOQ値)及びmiddle bound (MB)値(訳注:LOD又はLOQの半値)に置き換えられた。2010~2012年のサンプリング期間の対象となる様々な食品群におけるカルバミン酸エチルの平均存在量は、推定MB値と範囲[MB値 (LB値~UB値)]で算出された。
3. 高レベルの存在量が、「核果類を原料とする蒸留酒類」[MB値:698μg/L (LB値:672μg/L~UB値:723μg/L)]及び「核果類以外の果実を原料とする蒸留酒類」[MB値:317μg/L (LB値:298μg/L~UB値:335μg/L)]に認められた。比較的高い平均存在量の値は、「不特定の果実を原料とする蒸留酒」、「不特定の蒸留酒類」及び「果実酒類」の食品群に認められたが、それらの留出物の供給源は特定されなかった。
4. また、本報告書は、2010~2012年のサンプリング期間中にわたる「核果類を原料とする蒸留酒類」及び「核果類以外の果実を原料とする蒸留酒類」中のカルバミン酸エチル濃度の概要を示している。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/doc/578e.pdf
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